110歳まで生きるために必要なのは何?長寿の意外な秘訣が判明 (1/2ページ)
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寿命
アメリカの最高齢の株式ブローカーとして有名だった、アーヴィング・カーンさんが今年亡くなりました。
カーンさんは1905年生まれ、109歳でした。100歳を超えたあとも、何年も株取引を行っていたそうです。
驚くべきは、カーンさんのご兄弟もみんな元気で100歳を超えていたこと。いったい、どんな長寿の秘密があるのでしょうか?
『GULF NEWS』では、最新の研究から明らかになったその秘密を解き明かしています。
■実は100歳よりも110歳の壁が大きい
人間の平均寿命はどんどん伸びており、縮む気配がありません。しかし、長寿な家系のカーンさん一家でも、110歳を超えた人はいませんでした。110歳というのは、100歳以上に人類の体にとって大きな壁のようです。
アメリカ国勢調査局の2010年の発表によると、100歳以上の人はアメリカに5万人いました。しかし110歳以上の人は、世界中に5~80人しかいないといわれているのです。
■80歳くらいまでは努力で何とかいける
110歳まで生きる人はなにが違うのでしょうか?
研究者は遺伝子や生活習慣、食習慣などを徹底的に調べました。結果、寿命には様々な要因が複雑に作用していることがわかりましたが、ある意外な事実も判明しました。
それは、110歳まで生きるのは、普通ではないということ。
多くの人は80歳から90歳くらいまで生きられる遺伝子を持っています。もちろん、健康な生活をしていなければ、そこまで長生きすることはできません。過度なアルコールの摂取や喫煙の習慣があれば、寿命はもう少し短くなります。
逆に、運動や規則正しい生活など、体にいいことをすれば多少寿命を延ばすことができます。しかし、それだけでは110歳まで生きることはできません。
「健康的な生活を続けることはもちろん体にいいですし、5年くらいは寿命を延ばすことができるでしょう」
遺伝学者のスチュアート・キム氏はいいます。