リクエストに応じた内容のクソゲーを作る男
良いゲームのアイデアはなかなか浮かんできませんが、クソゲーのアイデアなら、いくらでも(?)出てくるものです。
そして、広大なインターネットには、そのクソゲーのアイデアを実現してくれる人がいます。
以下のツイートから、Bonerman_Incさんのクソゲー制作伝説は始まりました。
someone tweet @ me a very bad video game idea
— a spooky boneman rip (@bonerman_inc) 2015, 8月 10「誰かひどいゲームのアイデアをツイートしてくれ」
tweetjam idea by @ABigBagOfKeys "an rpg where you have to walk from your house to the bar" pic.twitter.com/1GN3OYpN2p
— a spooky boneman rip (@bonerman_inc) 2015, 8月 10「家からバーまで歩かなければいけないRPG」
tweetjam idea by @vanasty "typing the wifi password at your parents house as your mom reads it out from undernea...." pic.twitter.com/tfCqleqhcj
— a spooky boneman rip (@bonerman_inc) 2015, 8月 11「実家で母親がルーターの下からWi-Fiのパスワードを読み上げて、自分が入力するゲーム」
tweetjam idea by @quendergeer "surgeon simulator but you have to simulate being an adult" pic.twitter.com/yczNZSFnIl
— a spooky boneman rip (@bonerman_inc) 2015, 8月 12「『手術シミュレーター』風だけど、それ以前に大人であることをシミュレートするやつ」
こうして1つずつクソゲーを作り続けるBonerman_Incさんは、オーストラリア人のゲームデベロッパー。お父さんと一緒にシャワーを浴びるゲームなどを作った方です。
なお、米KotakuはBonerman_Incさんに本名を尋ねたそうですが、名前はBonerman_Inc(「Boner」は「おっきしたイチモツ」の意味)のままでいいとのこと。
そんな彼のクソゲーのアイデアを実現していく活動にインスピレーションを与えたのは、アートプロジェクト「Problem Glyphs」なのだそうです。これは、人々が問題だと感じていること(Problem)を投稿、それをもとに象形文字(Glyph)を作るというプロジェクト。
Bonerman_Incさんは、創造的好奇心を満たすためにこのクソゲー制作を始めましたが、今では膨大なクソゲーコレクションになってしまい、どうしようかと悩んでいるそうです。
今のところ出来上がったクソゲーは23作品ほどあり、Storifyで閲覧できます。
その中でも、Bonerman_Incさんが一番テーマ的に好きな作品は以下だそうです。
tweetjam idea by @3liza "you have to stake people out in a bog so the romans dont invade" pic.twitter.com/1Y8ITBmMxX
— a spooky boneman rip (@bonerman_inc) 2015, 8月 13「ローマ人が入ってこないように、沼地に人を刺していくゲーム」
しかし、Bonerman_Incさんは「アンフェアだね、だってこれはいいアイデアだから」とも言っています。
一方で、ゲームプレイの視点からは以下の「猫の猫」が一番だそうです。
tweetjam idea by @Zoeofdoom " try to keep the cat from running out the front door when yr leaving late to work" pic.twitter.com/cnYSvT57BO
— a spooky boneman rip (@bonerman_inc) 2015, 8月 20「仕事に遅れそう状況で、自分が出ると同時に猫が玄関から逃げていかないようにするゲーム」
Bonerman_Incさんは、今後もクソゲーのアイデアを形にしていきたいとのこと。なにか良いクソゲーのアイデアが浮かんだら、Bonerman_Incさん宛に投げれば、実現するかもしれませんよ。
[via Kotaku]
(abcxyz)