まさかの私立入学!想定外の教育費には「加入中の保険」が助けになるかも
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子どもが大きくなってくると膨らんでくる教育費。それだけも大変なのに、想定外で大きな出費が必要になったら大変ですよね……。
そんな“子育て中の想定外の出費”の時に知っておきたい情報を子育て真っ最中のファイナンシャルプランナーの筆者が紹介します。
■想定外の教育費は他人事ではない
想定外のことは意外と身近であります。特に子どもが中学・高校・大学進学時は要注意です。
例えば、
・志望校に落ちてしまい、私立の高校に進学する
・下の子まで月謝の高い進学塾に行きたいと言い出した
など、子どもがひとりでない場合ダブルパンチのように支出がかさみ、ママが働いても家計が回らないというご相談も実際よくあります。
■ピンチの時のお助け保険
お子さんが生まれたら、死亡保険や学資保険にご加入していませんか?
保険には、お金を借りる『契約者貸付』という制度があり、加入中の保険がピンチを救ってくれるかもしれません。
まずは、今加入している保険で活用できるかどうか問い合わせて確認しましょう。
■保険の契約者貸付制度とは?
『契約者貸付制度』とは、少し名前が難しいですが、その名の通り保険の解約者に貸付する制度です。
特徴としては、
・すでに積み立てている保険からの貸付なので手続きがスムーズ
・返済はお金があるときに支払う
・返済しないまま保険の満期になった場合は、元本と利息を差し引かれる
このようなイメージです。
つまり、通常のローンと違い、借りたらすぐ返さないといけない訳ではないのです。ありがたい制度ですね。
詳細は保険によって違いますので問い合わせてみてくださいね。
いかがでしたでしょうか?
想定外の出費の時の保険のお助け制度ですが、借りたままではやはり家計は苦しくなる一方です。
落ち着いたら家計の見直しや給付型の奨学金を探すなどして、家計や老後が苦しくならない対策をしていきましょう。
(加藤葉子)
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