ポイントは暖めること? スマホのバッテリーを長持ちさせる意外な方法 (1/2ページ)

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スマホやタブレットに当たり前となった「リチウムイオン電池」。小型で大容量と便利な存在ですが、使う機会が増えるのも当然で、電池の残量を気にしながら使っているひとも多いでしょう。

スマホのバッテリーが放電するのは「化学反応」の結果なので、温度によって10%もの差が生じ、そろそろ切れそう! になったら「暖める」のが得策。しばらく使わないときは「満タン」に充電しておきたくなるのが人情ですが、電池にとっては逆効果。電気が残ったままにしておくと「使えない」部分が生まれてしまうので、完全に放電させておいたほうが長持ちするのです。

■電池は寒いとサボりたがる?

乾電池のように、使い捨ての電池は一次電池、充電して何回も使えるものは二次電池と呼ばれます。ひと昔前はニッカドやニッケル水素電池が定番でしたが、現在の主流は「リチウムイオン電池」で、ノートPCやスマホ、電動工具と幅広いジャンルで利用されています。小型で大容量、高い電圧を維持できるのが理由ですが、同時に機器の小型化/高性能化も著しいため、あっという間に電池切れになってしまうのも確か。モバイルバッテリーなどの「外付け電池」や充電器を持ち歩いているひとも少なくないでしょう。

充電に時間がかかるのはなぜでしょうか? これは電池が「化学反応」によって充放電するためで、たとえば水筒は「水」のまま出し入れしますが、電池の場合は水素と酸素に分解して保管するようなイメージなので、充放電ともに時間がかかってしまうのです。大電流を流す「急速充電」にも限界があり、性能以上の電気を与えると電池を損傷してしまうので、制限回路が組み込まれているのが一般的。大容量の充電器を使っても充電時間を圧倒的に短縮することはできません。

スマホの電池を長もちさせる方法はないのでしょうか? 電池の容量が一定である限り、それ以上の電気を取り出すのは不可能…ところが、「化学反応」の性質をうまく利用すると10%も長く使うことができるのです。

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