11月1日放送の『映っちゃった映像GP』（フジテレビ系）に出演した元・モーニング娘。の矢口真里（32）が、タレント・熊切あさ美（35）から「やられた側とやっちゃった側」と立場の違いを釘刺された。矢口真里は熊切あさ美と共に「幸せになりたい」と意気込んでいたが、ネット上には「立場や経緯が全然違うだろ」と矢口批判が殺到している。

　番組では、2013年当時、俳優・中村昌也（29）と結婚中にも関わらず元モデル男性との自宅不倫が発覚して離婚した矢口と、2015年5月に元交際相手の歌舞伎俳優・片岡愛之助（43）と泥沼破局騒動になった熊切。2人は幸せを運ぶと言われている「座敷わらし」に会うため、山形県の「タガマヤ村」へ出発した。この宿は「芸能人再生の宿」とも呼ばれており、お笑いタレント・有吉弘行（41）も2010年の宿泊直後に再ブレイクを果たしているという。

視聴者も熊切には同情的になりつつあるが

　ロケが開始すると、矢口は熊切に向かって「巻き返していこうよ！」と気合十分で語り掛けたが、熊切は困惑気味の反応を示した。微妙な空気に気付いた矢口が「一緒じゃないの？」と尋ねたところ、破局騒動中から自分と同棲中に片岡が女優・藤原紀香（44）と同棲を始めたと主張してきた熊切は、「（私は）やられた側と（矢口は）やっちゃった側」と、真逆の立場にあることを強調。その上で、熊切は「幸せになりたい」と口にし、これに対し矢口も「私も」と頷いた。

　宿に到着した2人は、部屋で「人生の反省と今後の生き方」を語り合うことに。矢口は、自身の騒動後に迷惑を掛けた関係者に謝りに行ったことや、芸能界復帰後は「覚悟はしていたが、世間の反応は想像以上に厳しかった」などと話した。また、中村に対しては「早く結婚してほしい。何故なら私が悪いから」と幸せを願っているとも。一方の熊切は、片岡との交際について「同棲していたのに（藤原とも）同棲って（報道が）出たから。W同棲みたいな」と当時を振り返りつつも、10月に伝えられた片岡と藤原の結婚報道には「本当にどうも思わない。私の人生には2度と関わらない方だから。未練はない。あそこまでされたらないと思うよ、普通」と、完全に吹っ切れた様子を見せた。しかし、両者とも騒動に見舞われた芸能人とは言え、ネット上では

「熊切は同情の余地ある。矢口は自業自得」
「被害者と加害者を比べるな」
「熊切さんは仕事を断った方が良いと思います」
「矢口とは関わらない方がいいと思う」
「熊切は応援したいが、矢口は何様て感じ！」

　と、熊切には同情しながらも、矢口に関しては断固許せないと主張する者が多い。

「破局騒動後の熊切も、片岡ネタを引っ張りすぎてネットの批判を浴びていましたが、今の彼女にはそれしかないのも事実。なかには『愛之助がらみではない仕事増えるといいね。本人は、もう他の仕事したいはず』と、熊切に理解を示すようなコメントも見られます。しかし矢口は不倫という“タブー”に加えて、復帰後のケロッとした態度も猛烈な反感を買っている様子。スキャンダル騒動を経てのバラエティ出演に、対象的な意見が多く寄せられています」（スポーツ紙記者）

　なお、ロケでは座敷わらしの姿は確認できなかったが、ラップ音など存在を感じることができた熊切に対し、矢口は熟睡してそれすらも聞き逃してしまった。座敷わらしも、幸せを運ぶ順番が分かっていたということだろうか……。

（文／一樹守）