【例文つき】顛末書の書き方&ポイント 始末書との違いとは? (2/3ページ)
自分が原因のミスやトラブルの場合は特に、言い訳や失敗した時の自分の考えなどを説明してしまいがちですが、これでは事実が正確に伝わりません。あくまでも客観的に事実のみを記載することを心がけましょう。そして、できるだけ細かく具体的に経緯や行った行動などを記すことで、今後につながりますし、あとから見ても何が起こったかがわかりやすくなります。
■顛末書の書き方例
ここでは、顛末書の例文をご紹介します。この例文を参考に顛末書の構成や必要事項をおさえておきましょう。
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平成○年○月○日
○○部 ○○部長
○○課 ○○ 印
平成△年△月△日、構内の工場前の路上にて、フォークリフトと社員との接触事故が起こりました。
事故について調査を行い、原因究明と再発防止の対策を講じましたので、下記のとおりご報告申し上げます。
・事故発生日時:平成△年△月△日 14:20頃
・事故発生場所:A工場前
・事故詳細:フォークリフトと歩行していた作業員が接触し、作業員が右肩打撲、転倒による擦り傷
・当事者氏名:
フォークリフト運転者:○○課○○
けがをした作業員:△△課△△
・事故の原因
○○は、フォークリフトで資材の運搬を行っていた。資材の積み方が不安定で、そこに強風が吹き、資材があおられてバランスを崩しそうになったため、スピードを上げて、蛇行し、白線を超えて走行する状態になり、前方を歩行していた△△に接触してしまった。
・負傷の状態
打撲は全治1週間と診断されているが、骨などに異常はなく、すでに通常の業務に復帰している。(診断書は添付資料1を参照)
・対応
フォークリフト運転者の○○は再度、社外のフォークリフト講習を受講、社内のマニュアルを熟読することを指示した。
・今後の対策
資材の積み方にも問題があったが、社内マニュアルにて1度に運搬してもよいとされるパレットの段数よりも多く運搬していたということが分かった。