3歳の男の子と思われる幼児にタバコを吸わせ、Youtubeに動画をアップした両親に対し、当然のことながら非難が殺到している。親は動画がウケると思ってYoutubeに投稿した可能性が高いが、言語道断。当該動画は、「規約違反」とされ、すでに削除されている。しかし、完全にはネット上から消えておらず、Twitterなどで拡散され、大炎上した。

　問題の動画は、このような内容だった。

　喫煙中の二人が笑いながら、金髪の幼い男の子に交互にタバコをくわえさせた。男の子はタバコを吸っている一人に片手で抱っこされ、逃げられない状態。男の子は煙を吸い込んでしまったのか、嫌そうな顔をしたり、ゴホゴホと咳込む様子も。

「クズすぎる」
「親失格」
「虐待だよね」

　親を選べない子供に同情し、「胸糞悪い」とあからさまに不快を示す反応が殺到した。

「警察にわ言わないでください」

　タバコを吸わせたことや、動画をアップしたことに加え、男の子を金髪、ウルフカットにしたことも、「子供をおもちゃように扱うな」と問題視する声も多く見られた。この動画が拡散し、大炎上した後、男の子の父親を名乗る人物がFacebookに謝罪文を投稿した。以下、引用してみよう。

“みなさん
動画の件なんですけど
あれわ本当に悪かったとおもってますふざけすぎましたすみません
でもみなさんあれわ吸ってわないんで
その行為やったのわわるかったとおもってます
嫁わ悪くないので嫁の名前出したり警察にわ言わないでください 本当に反省してます
子供を大切にしますんでみなさん警察にわ言わないでください
本当にすみませんでした深くお詫びします”

　稚拙な文体であり、言い訳がましい内容ではあるが、事の重大さに気がついたのだろう。反省している様子はうかがえる。

　この男性のFacebookから、男の子が11月で3歳2か月になること、岐阜県岐阜市在住であること、母親である妻と一緒にふざけていたことが次々を明らかになった。

　さらに、母親を名乗る人物が続けて投稿したが、多くの批判にさらされたせいか、女性も、そして男性の続く投稿も逆切れ気味となっている。

“シェアしてもいいけどイライラする事書くなや
そうゆうことしか書かないやつわシェアすんなや
死ねや”（男性の投稿）

“なにこのひと
うける
うちらは、反省してるのに
ばかにしとるん？
あんたも、考えてものをいった方がいいよ”（女性の投稿）

　なお、本件は非常に多くの人々の知るところとなり、すでにまとめサイト等でも紹介されている。

「児童虐待により岐阜県警が介入した」
「炎上目的で騒動を起こした可能性」

　など、なりすまし説を含めた様々な噂が流れ、情報は錯綜している。

　とはいえ、大人が幼児にタバコを吸わせる行為は許しがたい。事態の速やかな収拾が望まれる。

（取材・文／春山修司）