【アニメ漫画キャラの魅力】女として?科学者として?届かぬ思いを抱える美女「赤木リツコ」の魅力『新世紀エヴァンゲリオン』
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『新世紀エヴァンゲリオン』の登場人物である「赤木リツコ」。「葛城ミサト」と共に、ネルフの飛車角とも言える存在です。ミサトは使徒との戦闘を指揮しますが、リツコはエヴァの開発責任者であり、ネルフのメインコンピュータ「MAGI」システムについて、もっとも熟知している人物でもあります。「MAGIの占拠はネルフのそれと同義(TV版第拾参話)」とされますから、その立場がいかに重要かを伺うことができます。
⇒赤木リツコとは?(新世紀エヴァンゲリオン)
http://www.charapedia.jp/character/info/2850/
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■使徒を撃破する才女
TV版にしか出てこない使徒「イロウル」。物理的にネルフのセントラルドグマへの侵入を試みなかった点で、他の使徒とは少し異なる存在です。ウイルスのような群体であり、それゆえ電子回路のような姿になることも可能で、この特性を使いネルフのメインコンピュータである「MAGI」を支配しようとします。
「最小にして最強」という、まるでスタンド「ラバーズ」のような使徒でしたが、「進化の終局は滅亡」という論に基づき、リツコが送り込んだ進化促進プログラムによって進化のどん詰まりに追い込まれ自滅しました。このエピソードはリツコの一面を垣間見せるエピソードでもありました。
■愛憎の果ての結末
ネルフのメインコンピュータ「MAGI」は3つのコンピュータからなりたちます。そのそれぞれにはリツコの母である「赤木ナオコ」博士の、「科学者」「母」「女」としての思考パターンが移植された初の「人格移植OS」であるとされています。
リツコの母である「赤木ナオコ」もかつてはゲンドウの愛人であり、ゲンドウに利用された末に死を選びました。リツコもそんな母を憎みながらも同じような道を歩んでしまいます・・・。「Air」ではMAGIを防御した後にゲンドウを殺そうとしますが、MAGIにも裏切られた末に射殺・・・。死にゆく中でも「嘘つき」と微笑む姿は、ゲンドウへの愛憎の深さを物語っています。
■新旧のリツコ
新劇場版では、リツコはゲンドウとの愛憎劇と無縁の存在となっています。長い尺でじっくり人物形象が可能なTV版と異なり、複雑な人間関係まで持ち込む時間的余裕が無いというのもその理由の1つでしょうか。新劇場版でのみエヴァに接している人にとっては、TV版を見るとまた新鮮に、そして「赤木リツコ」という女性の魅力をさらに深く感じることが出来るかもしれません。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:ルーデル(キャラペディア公式ライター)