オランダのスキポール空港到着ロビーにて、様々な愛のストーリーに想いをはせてみよう! (1/5ページ)
かつて世界で大ヒットし、今も人々の好きな映画の1つとして挙げられることも多いラブコメディ映画、「Love Actually(ラブ・アクチュアリ)」。
この映画では、家族、夫婦、恋人、友人間の「愛」に関わる7つのストーリーが並行して描かれています。多くの人が実際に経験したり、身近に感じられる話も多いことも、長く続く人気映画作品となった要因かもしれません。
さてこの映画、冒頭と最後で登場するシーンは実は共通しています。それは「空港の到着ロビー」です。
この映画のイギリス人監督リチャード・カーティス氏は、自身がロサンゼルスの空港で遭遇した場面がヒントであったと言います。その想いは、映画の冒頭で、主人公の1人イギリス人首相を演じるヒュー・グラントが語る話に込められています。
「世の中のことで憂鬱な気持ちに感じる時には、僕はヒースロー空港(イギリス・ロンドンの空港)の到着ロビーの光景を思い返すようにしているんだ。(中略)親子、夫婦、友人など、愛は至るところに溢れていることに気づくだろう」
実際に世界のどの空港の到着ロビーを見まわしてみても、多くの場合、この言葉が言い得ようとしたことを感じる光景を目にすることができるでしょう。
例えば、飛行機が世界の300以上の都市との間を行き来し、毎年1千万以上が利用する、ヨーロッパで4番目に乗客数が多いオランダのスキポール空港(アムステルダム)。
世界それぞれで、「再会」を喜ぶ形、「愛」を表現する形は違います。この空港内を歩いていると、他の空港とは少し違った様相が見え隠れしています。
まずその1つは、お花屋さんです。