【安倍政権】"パンツ大臣"に迫る更迭Xデー「党内の女性議員にも嫌悪感が広がっている」

デイリーニュースオンライン

写真は自民党HPより
写真は自民党HPより

 週刊誌報道が引き金となった「パンツ泥棒」疑惑に続き、選挙区内での香典代配布による公職選挙法違反の疑いが浮上している高木毅復興大臣(59)。野党の追及にも屈することなく、「職責を全うする」と強弁するなど、驚異の粘り腰を見せつけている。

 そんな高木大臣の往生際の悪さに、与党内でも戸惑いの声が上がっている。

「高木大臣の問題では、安倍首相が説明責任の徹底を求めている。任命責任を問われる立場にある首相自らが、公の場での釈明を求めたということは、事実上の更迭に近い。『引導を渡される前に辞めろ』ということだ」(永田町関係者)

 高木大臣が集中砲火を浴びた衆院復興特別委員会直前の12月7日には、高木大臣が緊急会見を開いた。

 時期が時期だけに、「すわ、辞任か」とマスコミの間に緊張が走ったが、取材に駆けつけた番記者たちはとんだ肩透かしを食らうことになった。

「辞任は既定路線というのがマスコミ各社の共通認識だった。辞任のニュースを速報で突っ込もうと準備を整えていた新聞社もあったほど。それだけに、『私の今の責任は、重い復興相の職責を全うすることだ』と続投を表明したことに、『まだやるのか』と驚きの声があがった」(同前)

「醜聞によって女性の支持者が急速に離れている」

 大臣の椅子に座ったまま、新年を迎えようという肚が透けて見える姿勢。ただ、権力への執着がさらに傷口を広げる可能性もある。

 事情を知る地元関係者は、

「週刊誌で報じられた『パンツ泥棒』の疑惑は高木氏が30歳前後のころの話。実はそれ以前にも同様の疑惑が地元で持ち上がっていたんです」

 と声を潜める。一体、どういう疑惑なのか。

「高木氏が20歳になる直前、地元の福井で住居侵入で警察沙汰を起こしたという話があるのです。事がことだけに、『この時もパンツ泥棒が目的だったんじゃないか』と噂する人もいます」(先の地元関係者)

 40年近くも前のことであり、真偽のほどはハッキリしない。ただ、こうした疑惑が取りざたされることによってイメージが悪化する事態は避けられそうにない。

「醜聞によって女性の支持者が急速に離れている。身内である自民党の中にも、『生理的に受け付けない』と高木大臣を露骨に嫌う女性議員がいる。イメージ回復は厳しい」(先の永田町関係者)

 これ以上、生き恥を晒さぬためにも、そろそろ引き際を真剣に考えたほうがいいのかもしれない。

(取材・文/浅間三蔵)

浅間三蔵
1978年、神奈川県生まれ。大学卒業後、大手新聞社に入社。社会部記者として警視庁や司法関連を担当する。震災を契機に独立し、現在はフリージャーナリストとして週刊誌などで活躍中
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