Twitterで人生終了? ”身元バレ”で会社をクビになる人が続出する背景 (1/3ページ)

デイリーニュースオンライン

2015年に多発した「Twitterで人生終了」
2015年に多発した「Twitterで人生終了」

 今年はTwitterで個人の思想にもとづいた活動をしている人たちが「身元バレ」で退職するハメになる騒動が頻発した。特に「反レイシスト」を掲げる攻撃的なリベラル活動をしているユーザーに多いが、なかにはコンビニのアルバイト店員がマナーの悪い客の個人情報などをさらして大炎上したケースも。

「Twitterで人生終了」とは何とも恐ろしい話だが、会社の信用を落としかねないだけに経営者サイドからは「過激な政治活動をしている社員は雇いたくない」との意見も上がっている。本来なら思想・信条は個人の自由だが、誰もが情報発信できるSNSの普及によってそうもいっていられない時代に突入したようだ。

しばき隊が「身元バレ」連発…退職に追い込まれる

 今年最もネット上で騒がれた「Twitter退職」は11月初めに発生した「ぱよぱよちーん騒動」だろう。

 その発端はイラストレーター・はすみとしこ氏の「そうだ難民しよう」イラストが話題になったことだった。シリア難民を不法移民扱いする卑劣さに批判が殺到したが、その一方で同氏のフェイスブックに多数の「いいね」がつけられていた。

 これにC.R.A.C.(旧・レイシストしばき隊)に所属する「反安倍 闇のあざらし隊」を名乗るアカウントが反発。「いいね」を押したユーザーの個人情報を収集し、それらを「はすみリスト」として公開・拡散した。

 しかし、これに「個人情報保護法違反では」と非難が集中。反対派ユーザーたちが逆に個人情報を突き止め、同アカウントの人物がセキュリティ会社の社員であると特定した。そのきっかけとなったのがタレント・千葉麗子(40)のツイートであり、この人物は千葉ら特定の女性に「ぱよぱよちーん」という謎の挨拶を送っていたために一時は流行語になった。

 さらに、本来なら個人情報を守るべき立場のセキュリティ会社のリソースを使っていた疑惑まで浮上。非難にさらされた勤務先の会社は「該当人物は本人の意思で退職した」と発表した。

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