フジテレビの”スクープ優先主義”に警視庁が激怒? 出入り禁止の事態に発展か (2/2ページ)
フジテレビ関係者は記者クラブ出禁の事実を認めた上で、締め出しのしわ寄せが現場に来ていると嘆く。
「警視庁の方から、送検(容疑者を起訴するために検察に送ること)の日程などの情報が降りてこなくなってしまった。そのために聞き込みや他局の記者に借りを作る形で情報をもらい、取材を進めています。12月末までは出禁が解けないので、年末の事件が多い時期に困ったものです」
今回のスクープの裏には、ある敏腕記者が関係しているという。
「警視庁との関係よりも、スクープを優先しようという心意気のある上層部がVTRの放送を決定しました。フジテレビには今回のインタビューを取ってきた優秀な記者がいて、寝屋川中1殺人事件でも商店街の防犯カメラ映像をいち早く入手したり、川崎中1殺害事件では主犯の父親の電話取材を取ったり、次々とスクープをモノにしている。今回も彼がそのスクープを撮って放送したところ、怒り狂った警視庁が制裁を加えてきたというわけ。彼は人に取り入るのが得意で、同居人のニューハーフにも気にいられていたという話が漏れ聞こえてきています」(週刊誌記者)
スクープを取れば締め出される記者クラブ。この騒動は「警察との癒着を守れ!」という悪しき圧力に他ならない。
- 大伯飛鳥
- 国内で起きる殺人事件の現場取材や労働問題、芸能から女子ネタまで気の向くままに取材活動を行う女性記者。根がミーハーで、最近のブームは韓流アイドル