国会議員の育休取得で蓮舫議員が大炎上の一部始終|やまもといちろうコラム (1/2ページ)

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画像はツイッターより
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 やまもといちろう(山本一郎)です。国会議員ではありません。

 ところで、先日の国会議員育児休暇申請に関する是非で、民主党各位が盛大に炎上していて好感を持ったわけです。

「世間離れ」した育休

 個人的には、この辺の話は意見の割れるところで、国会議員に関わらず子を産み育てる日本人として仕事と出産・育児のバランスをどうとるのかというのは日本全体の問題です。というか、マタハラだ何だという金科玉条は別としても、国会議員は被雇用者というわけではなく、むしろ国民全体の意識をより少子化改善に向けられるようにするためどうするべきなのか、という話です。

 おそらく、

a) 国会議員は自身の職責を鑑みて、育休がとりやすい法制度を充実するためにまずは動くべきで、制度にない国会議員の育休をとろうとすることがエゴである

b) 国会議員は自身の職責を鑑みて、育休がとりやすい社会環境にするためにも率先して育休を主張し、とることが望ましい

 と両論が成立してしまうので、意見が割れるんだと思うんですよ。

 こういう話をする際には、育休取りたいといった議員が自民党だったという属性の問題や、国会議員という仕事の特殊性を考えると、脊髄反射でモノをいっては基本的に炎上しやすいタイプの問題だと言えましょう。議論がある程度整理されてから「こう思う」と書かないと「自民党だから反対したんじゃねえの」とか「自分も苦労したからお前らも苦労しろと言いたいのか」などといった心無い罵声の対象になってしまうわけでして、本件でそれなりに考えて立論している自民党無名議員の宮崎謙介さんが立派に見えてしまうわけなんですね。

男性の子育参加に向けて

 で、蓮舫さんの件は、まさにその脊髄反射を地でいく論考を披露してしまったわけで、これはもう揮発性の高い発言そのものであって、案の定炎上するわけであります。

蓮舫さんツイッター

もう一度、言う。マタハラ、制度があっても育休すらとれない現実もある。国会議員のすべき仕事は二人揃って給与全額保証の育休を優雅に取ることではなく、現実に向き合っている人たちを法改正で守ること、だ。この二人の考えを私は全く理解できない
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