Amazonお坊さん便に中止要請…“お布施の明朗化”が猛反対されるワケ (2/3ページ)

デイリーニュースオンライン

ネットはAmazon支持一色…高額の布施に強い不信感

 同サービスについては「僧侶をモノ扱いしている」「ネットで派遣されてもありがたみがない」といった批判もあり、仏教会の反発も理解できなくはない。だが、ネット上では以下のような「Amazon支持」の声が圧倒的に多い。

「お布施が対価じゃないなら戒名とか金額で差別するな」
「儲けまくって宗教をビジネス化したのは自分たちでしょ」
「ぼったくりされるより、料金が明示されてた方が全然マシ」
「対価じゃないなら『お礼にウチで取れた大根をどうぞ』で納得するのかよ」
「自業自得。法外な料金を請求して利用者に不信感を抱かれた結果だ」

 批判の背景には世間の「仏教離れ」がある。普段は全くお寺と付き合いがないのに、葬儀の時だけ高額なお布施を要求されれば「ぼったくられた」と感じるのも無理はない。仏教団体がお布施や葬儀の意味を世間に伝えたり、普段から仏教に慣れ親しむように努力すべきだったが、それを怠っていたという部分もある。

 そもそも「Amazonが運営してるわけじゃないのに文句を言うのは筋違い」との意見もあり、仏教会の声明は世間で否定的に受け止められているようだ。また、仏教の世界でも批判一辺倒というわけではなく、昨今は僧侶の仕事が減ってきていることから「このサービスで仕事が入るのはありがたい」という現役僧侶の声もある。

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