10年後の自分に仕送りをするように使う!幸せになるお金の法則 (1/2ページ)
きょうご紹介したいのは、『死ぬ気で行動する人にだけ運は必ず味方する』(早川勝著、かんき出版)。
外資系生保および大手生保のトップセールスマンとして、数々の実績を打ち立ててきたという著者が、運を味方につけるための術を明かした書籍です。
そう聞くと難しそうな論理が展開されるのだろうと思われるかもしれませんが、考え方は驚くほどシンプル。
なぜなら著者は、自分が実績を打ち立てることができたのは、「運」がよかったからだといい切っているのです。しかもそれは、誰にでもあてはまることだといいます。
ただし、“強運”を引き寄せるための大前提としてあるのは、死ぬ気で行動する力。
きょうは、数字に関連した第6章「お金×運」に焦点を当ててみましょう。
■ケチな人は運を逃がしてしまう
ケチなエゴイストは絶対に幸せになれない。直接的な言葉を用い、著者はそう断言しています。
お金を貯め込むことに執着しすぎてお金に縛られているようでは、一生お金の奴隷のままになってしまうという考え方。
ただし、それは節制や節約が悪いという意味ではありません。それどころか著者は、「倹約家はというのは、むしろお金の価値を正しく理解している人格者である」ともいっています。
つまり倹約を否定しているわけではなく、しかし、お金にも“消費期限”があるというのです。
生きたお金を世の中に還元しないと、幸せは金運とともに逃げていってしまう。ケチケチと貯め込み過ぎるとお金が腐ってしまい、お金が腐ると人生も腐っていくということ。
だから著者は、決してお金を無目的に貯め込んではいけないと主張しています。なぜなら、お金も人も、そして幸福も、上手に使ってくれる人のところへさらに集まってくる法則があるから。
消費期限を正しく守れる人々を中心にして、お金がどんどん流れ込む「金運スパイラルの法則」が存在するというのです。
■将来の自分に投資で仕送りする
そして、これからは自分に成長をもたらす投資を、惜しまずに続けることが大切だともいいます。