3人に1人の子どもは胎内記憶がある?生まれ変わりを科学が解明 (1/3ページ)
「胎内記憶」という言葉、耳にしたことはありますか?
「ママのおなかのなかは、あったかくてオレンジ色だった」とかいうアレです。ここ何年かで、マスコミなどを通じて、胎内記憶を語る子どもの存在は、ずいぶん知られるようになりました。
ところで、いくら子どもはかわいくても、子育てが一筋縄ではいかないことに、産後初めて気づかされるママは多いのではないでしょうか。肉体的にはもちろんですが、精神的にしんどいことも多いもの。
もし、子どもが胎内での記憶を語ってくれる、もしくは自分を選んで生まれてきてくれたと知ることができたら、子どもを育てる意味が少しわかった気がして、楽になるような気がしませんか?
『人は生まれ変われる。前世と胎内記憶から学ぶ生きる意味』(池川明・大門正幸著、ポプラ社)は、胎内記憶を出産や子育てに役立つツールとして捉え、現場で活用している医師の池川明さんと、「生まれ変わり」を科学的に研究する大学教授の大門正幸さんとの貴重なコラボ本です。
医療現場と科学の両方の立場から胎内記憶が語られた本は、いままでになかったのではないでしょうか。さっそくご紹介しましょう。
■胎内記憶を語ったことがある子どもは3人にひとり
胎内記憶というと、オカルトのようだと拒否反応を示す人もいるかもしれません。
けれど、胎内記憶だけでなく、過去生や、中間生の記憶を語る子どもが実在することは、どうやら間違いないようです。池川さんの行った調査によると、胎内記憶を語ったことのある子どもは、全体の33%。つまり3人にひとりということになります。
偶然から胎内記憶のことを作文に書いた子どもに出会った池川さんは、そのあまりに具体的な描写に驚き、胎内記憶について本格的に調べる気になりました。
その結果、空想にしてはリアルすぎることを語る子どもたちとさらに出会い、「胎内記憶や中間生記憶を持つ子どもはいる」と確信するに至ったといいます。
医学の世界では、胎児も新生児も記憶力や思考力が未発達な無力な存在だとされているそうです。