意外とスカスカ? 電車の「乗車率200%」っていったいどんな状態のことを言うの? (1/2ページ)

学生の窓口

連休になると必ず報じられるのが電車の「混雑率」。帰省ラッシュで150%! なんて聞くと、屋根に乗ってるの? と思うでしょうが、通勤ラッシュに慣れているひとなら180%でも楽勝なのはご存じでしょうか?

乗車率とも呼ばれる混雑率は、すべての座席、つり革、手すりが使われた状態を100%として計算されるため、首都圏なら平日昼間でも珍しくありません。新聞を広げて読める状態が150%、雑誌がなんとか読める混み具合が200%の「目安」とされているので、通勤時間帯に電車が遅れた日は250%も当たり前。乗車率180%なんて報じられても、帰りの電車に乗れない! と心配する必要はまったくないのです。

■意外にユルい100%

盆暮れの帰省ラッシュにつきものなのが混雑で、クルマなら渋滞60kmなんて話も珍しくありません。電車の場合、混雑で遅れることはほとんどありませんが、代わりに車内は「すし詰め」状態。混み具合は「混雑率」や「乗車率」で表され、ピーク時は180~200%になることも多々あります。200%は定員の2倍の意味ですから、全員乗れるの? と心配になる値ですね。海外では電車の屋根に乗っている光景を目にしますが、日本ではもちろん禁止、つまり乗車率200%でも全員車内に乗れることを意味しているのです。

乗車率の基準となる「定員」は、どれくらいなのでしょうか? 列車によって乗れる人数は変わるので、国土交通省の資料から定員の「目安」をあげると、乗っているひと全員が、

 ・座席に座る

 ・つり革につかまる

 ・ドア付近の「手すり」につかまる

ができる状態と定義され、これが100%を意味します。

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