ゲームはやり方次第で毒にも薬にもなる。テレビゲームが脳に与える好影響(世界研究) (6/6ページ)
2003年にテレビゲーム学習を提唱し、この分野の先駆者であり続けたダフネ・バヴェリア博士は、コール・オブ・デューティやメダル・オブ・オナーなどのアクションゲームは、視覚、動作追跡、意思決定など、ゲーマーの特定の認知作業を向上させるだけでなく、学習能力も鍛えているのだと主張している。今後、大いに議論が盛り上がりそうな見解だ。
出典: karapaia
過去30年で人間の生活スタイルは大きく変化した。物理世界を見つめて、そこに働きかけるだけではなく、現実を模した画面に働きかけるようになったのだから。科学的な観点からは必ずしも長い期間ではない。したがって、新しい行動が私たちに与える影響について研究は始まったばかりと言えよう。だがゲームの利点と落とし穴という研究分野は急速に発展している。
「テレビゲームは単純に良し悪しを決められる話ではありません。どちらの影響もあり得るでしょうし、だからこそ、ほどほどに賢く利用するべきなのです」
これは、最初に紹介した研究を行った博士課程の学生の言葉だ。
via:gizmodo・translated hiroching
最近日本では、長時間のゲームプレイは、子供の脳の発達や言語知能に悪影響を及ぼす可能性があるという研究結果が発表になった。(関連記事)
確かにやりすぎると悪影響を及ぼすというのは、どんなに体の良い食べ物でも食べ過ぎると健康を害するというのと同じなのかもしれない。でもって、世界の神経学者たちはゲームが薬になる為の適切な用量・用法を模索しているってことなんだな。
記事提供=カラパイア