国民的アイドルグループSMAPの“解散危機報道”が、益々波紋を広げている。木村拓哉（43）以外のメンバー4人はジャニーズ事務所から独立をすると言われるなかで、1月15日には中居正広（61）の「独立の意思」が報道された。しかし一方では、中居正広が親しい友人らに「SMAPを辞めたくない」とメールを送っているとも伝えられたことから、ファンの混乱を招いている状況だ。

　同日付の『日刊スポーツ』では、SMAPの解散は避けられない状況まできているとし、中居は「出るしかないのかな」と周囲に漏らしているという。グループが存続出来ない以上はジャニーズから独立し、松本人志（52）やタモリ（70）ら大物芸人と相談の上、今後の芸能活動について模索しているとも言われる。

渦中の飯島氏がついに動いた!?

　一方で『スポーツニッポン』では、中居がジャニーズ事務所の先輩後輩、芸能界の親しい友人達に、「SMAPをやめたくない」と心境を明かしたメールを送っていると伝えている。「これからは命をかけてSMAPを守る」としつつ、ジャニーズ留まることとなった木村に対して「なぜ（自分たちに）ついてこないのか分からない」と、不満も漏らしているという。

　この中居を巡る真逆の報道に、ネットユーザーからは

「内容が各社違ってるよね。どれが本当なんだろう」
「マスコミの報道が政治的だと思う。中居君、飯島マネ側の報道も少しあれば、大半は木村君、メリー側の報道」
「ジャニーズも必死だな。相手側に非があるように誘導しようとして記事を書かせているんだろうが、逆効果になっている」

　など、不信感を募らせたコメントが多い。中には、

「戻りたいなら戻せばいいのに、役員数人の意見より数十万人のファンの意見を大切にして欲しいな」

　と、ファン無視の事務所方針に対して疑問を呈する声もあった。そんななか、飯島三智の動きに各マスコミは注目している。

「芸能界から身を引くと言われているチーフマネジャー・飯島三智氏が、つい先日も大手芸能プロの幹部と極秘会談を行っていたという情報がありました。もはや関係者でさえ連絡がつかないと言われる飯島氏ですが、それでも独立報道後に話をした人間も存在しており、飯島氏は必ず『SMAPは絶対に解散させない』と宣言しているとのことです」（広告代理店幹部）

　メンバー間の確執などではなく、飯島氏、そしてジャニーズ副社長であるメリー喜多川氏とのバトルが、すべての発端と言われるこの騒動。もはやメリー氏は、グループの存在さえ認めないスタンスのようだが、窮地の飯島氏には何らかの“秘策”を隠し持っているのだろうか？

（取材・文／一樹守）