”日本の国会質疑”に呆れる中国人の意見「トンチンカンな言いがかりばかり」 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■トンチンカンな質疑は資本主義者と共産主義者の対立?

 僕は日本の与野党の質疑応答を見ていると、企業間の資本家と労働組合、さらに話を飛躍させると資本主義者と社会・共産主義者の対立を連想します。労働者側の主張ばかりを訴える野党議員たちは、賃金引き上げを要求する労働組合員や国会前でデモを行う市民団体のようです。

 現在の日本経済を漫画出版に例えると、漫画が満足に売れず出版社の経営状態が低迷している状態です。そのような時は出版社側(資本家・与党)と漫画家側(労働者・野党)が協力し、どのようにすれば売り上げの増加が見込めるか検討するのがベストでしょうが、野党側の主張とは出版元が低迷しているにも関わらず、漫画家が「原稿料を増やせ! 作品の増刷を繰り返せ!」と無茶な要求を行っているようなものです

 僕は日本の労働組合と野党が何らかの関連があると考え、インターネットで調査しました。すると「次世代の党」の杉田水脈代議士らの調査により、とある地方都市の公務員の労働組合は組合員の多数が共産党支持者であること、公務員間で民主党、共産党に対する支持、投票が推奨されていることが判明したのです。

 僕自身、自民党の政策には数々の問題があると思いますが、それでも無意味な質疑を繰り返す野党の議員たちを見ていると、彼らには国政を担う資格がないと思わざるをえません。野党が建設的な質疑応答を行い本当の意味で民主的な国会答弁が実行されない限り、野党側が批判する現在の「自民党独裁体制」はますます加速するのではないでしょうか。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)

(構成/亀谷哲弘)

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