人の振り見て我が振り直せ!こんなパスワードを使っている人はご用心
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最近、とある芸能人のLINE流出画面が話題となっている。どうやってその画面が流出したのかはよくわからないが、似たような危険性は誰にでもあるものだ。
ちょっと思い返してみてほしい。自分の生活はパスワードに囲まれている。
パソコン、スマートフォン、タブレットPCなどのハードウェアはもちろん、メール、SNS、動画サイト、銀行のキャッシュカード、オンラインバンキング、クレジットカード、etc……。いったいどれだけのパスワードを使い分けているのだろうか。
パスワードを決めるときは、他人が想像できないようなものを、それぞれ用意して使い分けるのがベストだ。フレーズが長ければ長いほど、効果は高い。
しかし、覚えきれない、考えるのが面倒、忘れっぽいなどの理由で、大抵は2、3種類のパスワードを使い回していないだろうか。しかも、意外とわかりやすいパスワードで。
『MacWorld』に、2015年に使われた最悪なパスワード25選が紹介されていた。そこから、これはちょっと……、というパスワードを解説とともにいくつか紹介しよう。
■ ■キーボードの配置由来
・123456
・qwerty
・111111
・1qaz2wsx
これらは、パソコンのキーボードを見ると一発で理解できるキーワード。あるあるー! と思っている人、要注意。
■ ■簡単な英単語由来
・password
・football
・welcome
・login
シンプルな英単語シリーズ。これらもちょっと適当に英単語入れてみたら入っちゃった、といった感じで簡単に破られそうだ。
ちょっと極端かもしれないが、このようなパスワードは簡単に誰かに見破られてしまう。危険度はMAXに近い。
■ こんなパスワードも危険
そのほか、自分や家族の生年月日、電話番号、住所など簡単に推測できる数字や、名前シリーズなども危ない。
特に、銀行のキャッシュカードやクレジットカードなどは4桁の英数字であることが多いので、バリエーションが限られてしまう。
できれば、1ヶ月に1回など定期的にパスワードを変更するのがベストだ。
■ パスワードを紙に書いて持ち歩くのはダメ!
たまにいるのだが、キャッシュカードやクレジットカードの暗証番号が覚えられないからといって、財布などにパスワードをメモして、紙を大事に持ち歩いている人がいる。
これはもう問題外。カードと一緒に落としたら、一発でアウトだ。思い当たる方は今すぐパスワードを変えよう。
■ 理想的なパスワードは「長くてランダム」
では、理想的なパスワードとはなんだろうか。それは「長いこと」「文字列がランダムであること」だ。
ただし、このようなパスワードは自分でも思い出せなくなる可能性がある。パスワード管理はしっかりしたほうがよい。
パソコンやスマートフォンでは、パスワードを管理するアプリがある。
例えば『1Password』というアプリは、マスターパスワードさえ覚えていれば、さまざまなサービスやアプリのIDとパスワードが使えるというもの。Windows、Mac、iOS、Android用にそれぞれアプリが用意されているので、使える範囲が広いのもありがたい。
ただしマスターパスワードが破られると、一気に盗まれてしまうことになるので、堅牢性の高いマスターパスワードを用意しよう。
パスワードを盗まれるのは、半分は自分が悪いと思っていたほうがよい。
自分の身を自分で守るためにも、パスワードについてもう一度見直してみることをオススメする。
【参考・画像】
※ Macworld
※ 1Password
※ Brian A Jackson / Shuttestock