天才テリー伊藤対談「加山雄三」(4)加山さんは趣味も夢もすごすぎるな (1/2ページ)
テリー レギュラー番組の「若大将のゆうゆう散歩」も終わりましたね。お疲れ様でした。
加山 いや、3年半の間、楽しかったですよ。これからの僕の夢をかなえるための出会いもあって。
テリー へえ、その夢って何ですか?
加山 今考えているのはハイテクノロジーの船、要は災害救助船です。燃料を使わずに、太陽光と風力と水素で走れる船を作りたいんですよ。
テリー それはまた大きな夢ですね!
加山 僕自身、エコロジーに関してはずっと考えていましてね。世界のエネルギーを化石燃料などの既存のものから再生可能エネルギーに転換していくというのは、政治や企業ではなく、人の意識を改革していくしかない。ならば、こういうシステムを実現したら、人は変わっていけるんじゃないか‥‥そんな思いで、僕は今、その夢に向かってるんですよ。
テリー でも実際問題として、それを完成させるというのは、とても大変なことですよね。
加山 今のところ、動き始めようという目標はあるんですけど、なかなか難しいですね。日進月歩でテクノロジーは変わってくるのでね。
テリー 新しい技術が出てくるわけですよね。
加山 そう。例えば船の船体の塗料。塗料と水の接面の間にはやっぱり抵抗が発生するわけですよ。その抵抗を少なくすればそれだけエネルギーが節約できる。そういったさまざまなアイデアの実現が、開発に大きく関わってきますから。
テリー もうやってることが、芸能人じゃないじゃないですか。
加山 こういう話ならいくらでもできるよ(笑)。