再逮捕が囁かれる清原に「尾崎豊の背中を追え」のアドバイス (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

保釈申請しなければ拘留は1〜2か月延びる

 港区の高級アパートメントから留置所での生活に墜ちた清原。ただし薬物事犯の更正を考えるならば、保釈すら取らずに拘置所までいって裁判を受けるのが最良という見方もある。

「ただでさえ“ノミの心臓”と言われる清原容疑者にはツライことでしょうが、外に出ても家族が待っているわけではないし、マスコミに囲まれて一気にストレス状態になることも目に見えている。そういった意味でも、保釈申請はせずに拘置所でゆっくり自分と向き合い、反省するという選択肢もあるのではないでしょうか。この場合、シャバにでれるのは1〜2か月先になりますが……」(前出の記者)

 実は、過去にはお金があるにも関わらず、保釈申請せずに反省のために拘置所まで行った芸能人がいた。伝説的な歌手・尾崎豊だ。

「1992年に死去した歌手・尾崎豊は1987年12月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されると、翌1988年2月に釈放されるまで自らの意志で拘置所生活を送りました。自ら反省して根性を鍛える期間を望んだのです。釈放後には、拘置所で書いた日記を元に『太陽の破片』という曲を発表。圧倒的なカリスマが薬物に依存するほど、重圧と苦悩を歌った曲……どこか清原容疑者に通じる部分もありますが、果たして尾崎のように保釈を望まず自分と向き合えるのか。そこに器の違いが出てくるのではないでしょうか」(レコード会社関係者)

 警視庁への取材によると、清原容疑者は誰から覚せい剤を入手したかという尋問には答えないものの、受け取った状況については徐々に供述を始めているとのこと。当初貫こうとしていた「人のことは供述しない」という一見男らしい姿勢はかろうじて維持しているようだが、その虚勢はこれまでの価値観の延長ではないか。清原が本当に更正への道を歩むなら、尾崎のように保釈すら頼らず、拘置所で反省を重ねることこそ、その第一歩となる気がするのだが。小向もASKAもできなかったことである。

阿蘭澄史(あらん・すみし)
1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
「再逮捕が囁かれる清原に「尾崎豊の背中を追え」のアドバイス」のページです。デイリーニュースオンラインは、逮捕清原和博覚せい剤芸能エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧