芸能界で”売名”は有効なのか?加藤紗里と菜々緒の決定的な違い

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芸能界で”売名”は有効なのか?
芸能界で”売名”は有効なのか?

 ゲス、不倫に次ぐトピックとして、今年に入り芸能界で話題となっているのが「売名」だ。関西落語会の重鎮、桂文枝(72)と長年の不倫関係を突然フライデーに暴露した元演歌歌手の紫艶(38)はベッキーばりにSNS上のやりとりまで公開し、波紋を呼んだ。そんな”売名ブーム”の口火を切ったのは「狩野英孝の本命」ことタレントの加藤紗里(25)だ。

 狩野英孝(34)と川本真琴(42)との三角関係から一躍、その名を世間に広めた加藤だが、騒動以前の仕事ぶりについてはほとんど知られていない。

「名前を聞いたことはありません。テレビや営業での”芸能系”仕事はしていないはず。本業は着エロや撮影会がメインの”自称タレント”層です。しかし、この層の女の子が有名になるのは本当に難しいので、今回の騒動は感心する部分があります」(中堅芸能プロ関係者)

■ブログのコメント数が激減

 そうはいっても加藤の評価が高いわけではない。2月4日『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)、2月9日『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)、2月14日『サンデー・ジャポン』(TBS系)と立て続けにテレビ出演を果たすも、タレントとしてインパクトを残すには至らなかった。

「年齢詐称、整形疑惑など視聴者の興味をそそる要素を加藤は持っていた。ところが本人のコメント内容がつまらない。同じフレーズを繰り返すのみで、アドリブも効かなかった。ブログも騒動後はかなりのコメント数を稼いでいたが、『サンジャポ』に出演した14日に1733件を記録して以降、一気にコメント数が急減。バブル人気であることを如実に表しています」(テレビ誌ライター)

 売名タレントとしては頑張ったとも言えるが、すでに賞味期限を終えてしまった加藤沙里。桂文枝を陥れた紫艶もすでに歌手引退を宣言している。芸能界で成り上がっていくために「売名」は有効ではないのか。答えはNOだ。過去に彼女と同じく「売名」と批判されながら、その後の努力で芸能界を駆け上がった女がいる。それが女優の菜々緒(27)だ。

 2011年に西川貴教との交際で一躍世間に名前を売った菜々緒は当時、一般的には無名のファッションモデルだった。その直後から、深夜番組の汚れ役やバラエティでの”ぶっちゃけ発言”で注目を集め、今や女優としての地位を確立している。「加藤沙里と菜々緒には、狩野英孝と西川貴教と同じくらい決定的な違いがある」と語るのは前出のテレビ誌ライターだ。

「菜々緒は場の空気を読むのがうまい。常に自分が何を求められているのか察知して動いてくれる器用さがある。それを自ら積極的に演じることで、世間の菜々緒に対する“こうあってほしい”という欲求を満たしてきました。定期的にTwitterで炎上ネタを投下するのも絶妙だし、売名をそう感じさせないところに風格すら感じさせる。加藤は狩野と同じでアドリブも効かず、空気も読めない。加藤はこの”プチブレイク状態”を生かせず、大きなチャンスを失ったのかもしれません」

 メディアに出れただけでも儲けもの。だが、そこでチャンスを生かすには本人の才能が求められる。どうやら加藤はその条件に見合わなかったようだ。

海保真一(かいほ・しんいち)
1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。実話誌や週刊誌などで執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『実録!アメリカの陰謀』『格差社会の真実』(ともに宙出版)ほか多数。
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