【プロ野球】王貞治の本塁打や金田正一の400勝を凌駕する”偉大な記録”とは (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

びっくりするような記録ばかりである
びっくりするような記録ばかりである

 王貞治の868本塁打、金田正一の400勝など、プロ野球には「抜くのは不可能」とされる記録がいくつかある。登板数が減った昨今、先発投手の記録は未来永劫抜かれない、と言っても過言ではないだろう。

 そんなことを考えていると、「抜かれない」とされる各記録の「突出度」はどれぐらいかが気になった。そこで、各記録を「ベスト5までの合計数のうち、何%を占めているか」で算出し、突出度を出してみた。

 なお、メジャー日本人選手の日米合計記録がベスト5に入る場合は、その記録も対象としている。

■400勝以上にすごい! 金田正一の奪三振記録

 まずは投手の記録から。金田正一の400勝をみてみよう。

1位 金田正一 400勝
2位 米田哲也 350勝
3位 小山正明 320勝
4位 鈴木啓示 317勝
5位 別所毅彦 310勝

 5位までの合計1697勝に占める400勝は23.57%となった。2位を50勝も引き離しているカネヤンの記録は、未来永劫抜かれることがないはずだ。

 そのカネヤンは通算奪三振でも日本記録をもっている。

1位 金田正一 4490奪三振
2位 米田哲也 3388奪三振
3位 小山正明 3159奪三振
4位 鈴木啓示 3061奪三振
5位 江夏 豊 2987奪三振

 合計17085奪三振に占める割合は26.28%。400勝もすごいが、4490個も奪った三振のほうが突出していた。

 稲尾和久のシーズン42勝も、まず破られることのない大記録だ。

1位 スタルヒン 42勝
1位 稲尾和久  42勝
3位 野口二郎  40勝
4位 真田重男  39勝
5位 須田 博  38勝
5位 杉浦 忠  38勝

 5位(2人いるが合計数は1人分)までの合計201勝に占める割合は20.89%。ちなみに、稲尾が記録更新した当時、スタルヒンの記録は40勝とされており、後に戦前の記録を見直したところタイ記録であったことが判明しており、稲尾は後に「わかっていたら更新を狙いにいった」と語っている。

「これも抜かれない」と言われるのが江夏豊のシーズン401奪三振だ。

1位 江夏 豊 401奪三振
2位 稲尾和久 353奪三振
3位 金田正一 350奪三振
4位 江夏 豊 340奪三振
5位 杉浦 忠 336奪三振

 合計1780奪三振に占める割合は22.52%。江夏は401奪三振を記録した2年後にも歴代4位の記録に到達しており、改めて大投手だったことがわかる。

 突出度で高そうなのが岩瀬仁紀のセーブ数だ。

1位 岩瀬仁紀  402セーブ(2015年時点)
2位 高津臣吾  286セーブ
3位 佐々木主浩 252セーブ
4位 小林雅英  228セーブ
5位 藤川球児  222セーブ(2015年時点)

 合計1390セーブの占有率は28.92%だが、投手分業制が進む昨今、こちらは破られる可能性を十分に感じさせる記録だ。

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