野球部からの転身で見事大金星! 合気道日本一の大学生・松原徹さんインタビュー (3/4ページ)

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また、準決勝で当たった選手は身長が190cmという大きな人で。合気道では「体重制」といったクラス分けがないものですから、明らかに自分よりも体格が勝った人とも戦うことになります。相手の力を利用するのが合気道ですから、それでも勝利を収めることができるわけです。

――なるほど。優勝したときはどんな気持ちでしたか?

松原さん もちろんうれしかったですけれども、「本当に自分?」という感じもあって現実感がなかったですね。一週間ぐらいたってからやっと実感が湧いた、そんな感じです(笑)。

■合気道の魅力とは!?

――合気道の魅力とはどんな点ですか? また難しい点は?

松原さん 合気道は「相手の力を利用すること」で技をかけます。相手の力を利用して投げ、自分の力はあまり使いません。これが魅力ですし、また難しい点です。力のある人はつい腕力で投げようとします。でも、それでは駄目なのです。

また、相手を打突することが目的ではなく、あくまでも相手を封じるための技であること、これも合気道の魅力ではないでしょうか。

――確かに他の武道とその点が違いますね。実践は難しいですか?

松原さん はい(笑)。例えば試合の場面では、もちろん熱くなっているのですが、それでも心は落ち着いていないといけません。平常心を保ちながらも燃えている、これはけっこう難しい心境です。また、先ほど申し上げたとおり、相手の力を利用することを実践するのはなかなか難しいのです。

――肩を痛められたということですが、次の試合の予定などはあるのでしょうか?

松原さん 現在は治療に専念していますが、もうじき練習を始められると思います。

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