福山より小栗?民放プロデューサーが明かす”4月期ドラマ”の舞台裏 (2/2ページ)
前出のドラマPが語る。
「小栗の危なっかしさで言えば伊藤英明とどっこいな部分はありますが(笑)、やはり役者としての格は数段も上。小栗の“存在感”は圧倒的。食品会社のCMを見ているだけでも『使いたい』と思わせるものを持っている役者ですよ。各局のドラマ担当を集めて人気投票をしたら、福山雅治ではなく小栗旬が一番なのでは」
また、「同じ演技しかできない」などと酷評の声もあるSMAP・木村拓哉(43)に関しては、現場では「使いたい俳優」に分類されるそうだ。
「低視聴率は許されないなど、起用には慎重にならざるを得ないキムタクですが、それでも全世代に通用する圧倒的な知名度は強い。まだまだニーズはある役者です」
新作が発表されると配役をめぐって賛否両論が出る連ドラ。だが、起用する側にも少々意外な本音と建前が隠されていたようだ。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。