【プロ野球】ロッテ大谷、ヤクルト大引…開幕直後に戦線離脱した主力選手

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開幕好スタートを切ったロッテだが、大谷智久の離脱は痛いところ
開幕好スタートを切ったロッテだが、大谷智久の離脱は痛いところ

 3月25日に開幕したプロ野球。キャンプ、オープン戦を乗り越えた選手にとってはスタートダッシュを決めたいところだ。

 しかし、今年はなぜか開幕直後にケガをしてしまう選手が目立っている。開幕後にいきなりつまずいてしまった不運な選手を紹介しよう。

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■大引啓次(ヤクルト)

腰の違和感

<今季成績>
4試合/打率.500(10-5)/0本/2打点

<オープン戦>
18試合/打率.195(41-8)/0本/1打点

 昨季、FAでヤクルトに加入し、内野陣に安定感をもたらした大引。オープン戦では不調だったが、開幕すると一転。開幕カードで3試合連続ヒットを放ち、好調ぶりを見せていた。開幕4試合目の阪神戦でも先制打を放ち、チームの連敗脱出に貢献したが、試合中に腰の違和感を覚え、無念の途中交代。登録抹消となった。

 代わってチャンスが巡ってきたのは、3年目の西浦直亨。昨季は26試合で打率.295を記録し、オープン戦でも打率.313と好調。大引の穴を埋め、チームのカンフル剤となりたい。

■明石健志(ソフトバンク)

右肩痛

<今季成績>
3試合/打率.000(6-0)/0本/0打点

<オープン戦>
10試合/打率.250(16-40)/0本/1打点

 連覇を狙うソフトバンクでは、スーパーユーティリティーの明石が無念の離脱。開幕戦では、5番ファーストでスタメンに名を連ねたが、キャンプ中に痛めた右肩の状態は上がらず。2戦目以降は代走、代打で出場したが、万全を期すために登録抹消となった。

 そのため、開幕戦はDHで出場した内川聖一が春先の構想通りファーストに。DHには来日3年目の37歳、外国人枠に泣かされ続けたカニザレスが起用されている。

■大谷智久(ロッテ)

腰椎椎間板症

<今季成績>
1試合/0.1回/0勝0敗/防御率0.00

<オープン戦>
7試合/7回/1勝0敗/防御率1.29

 日本ハムのエース・大谷翔平を撃破したロッテの開幕戦。しかし、その試合中にリリーフエースがやってしまった。

 8回表、3点リードで登板した大谷智久。無死から中島卓也にヒットを許し、さらに陽岱鋼がセンター前ヒット。センターの岡田幸文が三塁補殺を狙ったが、この送球をサードのグラブをはじいてしまう。その間に陽が二塁を狙い、ベースカバーの大谷が二塁送球を試みたものの、悪送球で1点を失った。その後、打者2人に投げたものの、悪送球の際に腰を痛めており、緊急降板。腰椎椎間板症で全治3週間と診断された。

 ただでさえ、投手の枚数が少ないロッテ。このアクシデントをどう切り抜けるのだろうか。代役は内竜也となりそうだが、内も2010から2014年、5年連続で手術という経歴があるだけにケガが心配。

■近藤大亮(オリックス)

右肩腱板炎

<今季成績>
1試合/3回/0勝0敗/防御率0.00

<オープン戦>
2試合/9回/0勝0敗/防御率3.00

 今年の開幕故障の嵐でもっとも悔しい思いをしているのは、オリックスの近藤ではないだろうか。ドラフト2位で入団した近藤はキャンプ、オープン戦で実力を示し、開幕ローテ入り。第2戦の先発投手に指名された。

 その試合、1回表からオリックス打線が爆発。一挙5点を近藤にプレゼントし、ルーキー一番星はほぼ手中に収めていた。しかし、3回を投げ終わったところで右肩に痛みを感じ、投手交代。後続の赤間謙、小松聖、岸田護が西武打線につかまり、チームも敗れた。

 右肩腱板炎で全治1カ月程度。大チャンスが一転、窮地に陥ってしまった。まずはしっかりと体を治し、再出発したい。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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