禁断の「密着&激白」清原を知りすぎた男・野村貴仁(13)友人が語ったある野村氏のある言動

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禁断の「密着&激白」清原を知りすぎた男・野村貴仁(13)友人が語ったある野村氏のある言動

 いつしか、話は野村氏が薬物を使用していた頃の話題に変わっていた。

「俺は0.25グラムを1万円で買っていた」

 1回当たりの薬物の標準使用量は約0.03グラムとされている。

「注射器使うと容器の半分くらい(水に溶かして)入れるんや。そんな量、1回か2回で使い切ってしまう。清原の量だって注射器使っとったら驚くもんじゃない」

 グラムで判断するのは素人と言わんばかりに言葉を続けていく。

「結局は純度や。俺の場合、粗悪品をつかまされとって、いくら入れてもまったく効かんかった。売人に『チップ渡すからもっと効くの持ってこい』と言うたこともある。それでも効かんから『今度はニセ札持ってくるぞ!』と叱りつけたこともあったわ。そいつが何か混ぜとったんやろうな」

 野村氏はかたくなに「俺は(覚醒剤で)キマったことはなかった」と語る。が、記者の隣で話を聞いていた旧知の友人が「ホンマに覚えてへんのか」と重い口を開くのだった──。友人が語るのは、06年春の話だ。

「どこから電話番号を聞いたのかわからんかったけど、(野村氏が)急に電話をかけてきていきなり『キャンプで高知に来ている清原先輩に贈り物をしたいから50万円貸してくれ』とか言うんや」

 本連載で明らかになったように、野村氏と清原被告の最後の面会は04年秋頃。その後、野村氏は金融ブローカーであり、清原被告のクスリの売人でもあったX氏から10万円の手切れ金を突きつけられている。

「酔っとるかと思って、その日はひとまず電話を切ったんやけど、翌日からまたや。切ったとたんに、また電話をかけてくる。内容も『神戸の自宅の権利書を20万円で買ってくれる人おらんか』や『右翼の知り合いおらんか? 街宣車を使って、清原先輩に呼びかけたいんや』とか。それがひっきりなし。こっちは話についていけず『は? は?』状態」

 友人の激白にアゼンとした顔を見せる野村氏。感想を求めると、

「記憶がまったくないわ‥‥。シャブって怖いなぁ」

 と、10年前の空白の時間におののくのが精いっぱいだった。

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