映画『セーラー服と機関銃-卒業-』が大ゴケした本当のワケとは?

ブッチNEWS

映画『セーラー服と機関銃-卒業-』が大ゴケした本当のワケとは?

メジャー映画主演は荷が重すぎた!?

 角川映画40周年記念作品として製作された、橋本環奈(17)主演の『セーラー服と機関銃-卒業-』。試写会を見たアイドル評論家や各メディア関係者らがこぞって太鼓判を押し、「名作間違いなし!」などと絶賛するなど、前評判は上々だったが、公開してみれば各館異常なまでの不入りで、「自分が見た回の客はたった十数人だった」(某誌編集者)といった声まで聞かれる始末。なぜ、このようなテイタラクになってしまったのか?
「先日もテコ入れのためか、前田弘二監督と出演者の安藤政信が上映前にトークイベントを開きましたが、今後の観客動員に繋がるかは微妙。そもそも本当に見たかった人は公開早々とっくに見に行ってますからね。いまの状況を考えるなら、主役の橋本こそがイベントに登場すべきとも思われるのですが、ネット上で敗因や戦犯問題など散々論争が繰り広げられている中にあって、表舞台に出づらいというのが本音でしょうね」(芸能記者)
 とはいえ、ネットにおけるユーザーレビューを見る限り、主演の橋本の演技や存在感について否定的な意見を言う者はほとんどいないのが実情。フツーに考えればフツーにヒットしていてもおかしくなさそうなのだが……。
「薬師丸のオリジナル版の続きものという半ば強引な設定のせいで、一部わかりづらくなってるのは確かですが、その辺はあくまでエンターテインメントとして頭を切り替えて見ることは十分可能。じゃあ、なにが問題か? といえば、やはり、キャスティングというしかないかと。『1000年に一人』や『天使すぎる』肩書きでアイドル・ファンにはお馴染みですが、一般の知名度はまだまだということなのでしょう。ちなみに今年に入って彼女が出演したゴールデンのバラエティ番組は7本。ドラマは去年今年と0本。全国238館公開の大作の主役に抜擢されたこと自体、1000年に一人の奇跡と呼べるかもしれません(笑)」(別の芸能記者)
 主題歌であるお馴染みの同名曲の橋本バージョンのシングルは現時点オリコン最高11位。元祖・薬師丸版が同1位(5週連続!)を記録し、さらに2006年放送のドラマ版の長澤まさみ(星泉名義)のそれが同4位を記録したことを考えると、やはり、まだ橋本に対する世間のニーズ不足は否めないものが。来年にも主演作(Sexy Zoneの佐藤勝利とW主演)『ハルチカ』の公開を控える橋本だが、この1年で、なんらかの知名度アップ作戦を行なわないと、再度(さらに)厳しい審判が下される可能性もありそう??? 
 ただ有名作の続編ということもあり、見る側のハードルが上がってしまったことも事実で、被写体としての橋本の美しさは誰もが認めるところ。なんとか次回作で挽回し、人気女優の道を歩いてほしいし、橋本ならできるはずだ。

(文・ゴーゴータイムス雑賀)

「映画『セーラー服と機関銃-卒業-』が大ゴケした本当のワケとは?」のページです。デイリーニュースオンラインは、エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧