内科医に聞く。朝起きられない、めまい、頭痛、うつうつするのは低血圧が原因? (1/4ページ)

マイナビウーマン

内科医に聞く。朝起きられない、めまい、頭痛、うつうつするのは低血圧が原因?
内科医に聞く。朝起きられない、めまい、頭痛、うつうつするのは低血圧が原因?

とにかくだるい、疲れやすい、いつも肩がこっている……。「自称低血圧ウーマン」の同僚は、これらの不調をよく訴えています。そこで、新六本木クリニック(東京都港区)の内科医・田真茂(でん・まさしげ)医師に聞いてみると、「低血圧の人は、手や脚などの血管の収縮力が弱く、血液の循環が悪くなりがちです。体が活動していない午前中は調子が上がらず、さぼっていると思われて落ち込む人もいます」と話します。詳しくお尋ねしました。

■低血圧とは、「血圧が100mmHg以下」で3つのタイプがある

――「低血圧」とはどういう状態なのでしょうか。

田医師 まず、血圧とは、血液が血管の壁を押し広げる力のことを言いますが、低血圧には現在のところ、国際的な基準がありません。

病院では一般に、血管がぎゅっと収縮するときの「最高血圧が100mmHg以下」(単位は血圧計の水銀柱の高さ)である場合を低血圧とすることが多いです。

――「低血圧の人は朝起きにくい」と言いますが、本当でしょうか。また、ほかにどんな症状がありますか。

田医師 低血圧の場合は、脳に行く血液量が少なくなっている関係で、朝すっきり目覚められないという症状が起こりえます。ただ、その原因は、低血圧以外のほかの病気や体質など、人によってさまざまですから、低血圧によるとは限りません。

また、低血圧の症状には、めまい、頭痛、肩こり、耳鳴り、不眠、胃もたれ、吐き気、不整脈、動悸(どうき)、うつうつ、イライラするなどがあります。

――低血圧には、原因や状態によってタイプがあると聞きます。

田医師 医学的には、次の3つに分類されています。

「本態(ほんたい)性低血圧」……本態性とは医療用語で、症状はあるけれど原因が明確ではないという意味合いです。つまりこのタイプは、原因となる病気がないけれど常に血圧が低い状態で、体質や遺伝、ストレスなどが原因と考えられています。

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