意外と支払ってる!? 公立小中学校でもかかる費用って何?

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意外と支払ってる!? 公立小中学校でもかかる費用って何?

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公立と言えば授業料が無料というのが相場です。それにつられてか、月々の支払いまでかなり安いように思っていたら、いつのまにか残高不足。そんな経験はありませんか?

そこで今回は、ファイナンシャル・プランナーの筆者と一緒に、“意外とかかっている公立小中学校に支払うお金”がどんなものがあるか、確認してみましょう。

■給食費の平均は?
給食費は毎年少しづつ値上がりしており、平成26年の政府統計では小学校の低学年給食費平均は、月額4,251円でした。高かった長野県(給食203回)で月約4,750円、安かった沖縄(197回)で月約3,600円と約1,150円の開きがありました。

中学校の給食費は、だいたい小学校低学年の給食費に500円から700円ほど上乗せした月額で、平均は月額4,882円でした。比較的高い長野県(202回)で約5,700円、安かった沖縄県(202回)で月約4,225円です。

年額では約43,000円から約69,000円、給食費にかかる計算になります。だいたい公立小学校にかかる費用の半分弱くらい、公立中学だと3分の1くらいでしょうか。

■給食費の他に何がかかる?
では、給食費以外ではどんなものがあるでしょう?

平成26年の文部科学省調査によると、公立小学校での学校教育費は、平均で年間約60,000円、公立中学では平均約130,000円です。

内訳は、通学関係費が小学校で約18,000円、中学では約33,000円、教科外学習費が小学校で約2,500円、中学で約32,000円、図書学用実習費が小学校で約1,9000円、中学では約2,5000円、修学旅行・遠足費が小学校で約7,000円、中学が2,3000円、学校納付金が小学校が約8,500円、中学が約1,2000円です。

■年額約120,000円X子供の人数分が必要。マメに口座の確認を!
公立小学校での学校教育費と給食費を合わせると、平均で年間約100,000円、公立中学では平均約200,000円です。

給食費は一番わかりやすいので、給食費を2倍し20,000円ほど足せば、おおよその公立小学校学校費用に、そして3倍弱で公立中学費用と考えるとわかりやすいでしょう。

いかがでしたか? 公立と言えば、無料では?というイメージが強いのですが、お昼も含め意外と支払っています。特にお子さんの人数が多い方は、マメに引き落とし口座の残高を確認したほうが良さそうですので、ご注意ください。

(拝野洋子)

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※ yatta / PIXTA

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