いよいよアルバム発売!? X JAPANを襲った悲劇の歴史まとめ

日刊大衆

いよいよアルバム発売!? X JAPANを襲った悲劇の歴史まとめ

 先日、ギタリストのPATA(50)の病気療養により活動を休止することになったX JAPAN。今年3月に予定していた英ロンドンのウェンブリー・アリーナ公演も来年3月に延期とし、新アルバムの発売日も「検討中」と発表された。破天荒すぎる経歴で知られる彼らだが、バンドの良心ともいわれた仙人・PATAまでも病に倒れるとは……その波瀾万丈ぶりに驚いているのはファンだけではないだろう。

 バンドの結成は1982年。当時高校生だったYOSHIKI(50)とToshI(50)を中心に、文化祭で『We are X』や『I'LL KILL YOU』などを演奏していた。1989年にメジャーデビューしたのだが、このときのアルバム『BLUE BLOOD』は『紅』、『WEEK END』、『ENDLESS RAIN』などいわば神曲のオンパレードで、ビジュアル系としては異例の86万枚セールスを記録したのだった。1992年にはバンド名を「X」から「X JAPAN」に改名。ドーム公演では5万人のファンがXジャンプをして、文京区で震度3の地震が起きたという逸話もあるほど、活動は順調そうに見えた。

 ところが、1997年からは悲劇の連続だ。まずはボーカルのToshIが音楽性の違いを理由に脱退。これを受けてX JAPAN自体も97年末をもって解散する。そしてその翌年に、ギターのhide(満33歳没)が自室で謎の死を遂げてしまう。hideの遺体が安置された築地本願寺境内ではファンによる後追い自殺が相次ぐなど、異常事態になってしまった。

 時を同じくして、自己啓発セミナーに傾倒したToshIがワイドショーに登場するのだが、ここでも世間に衝撃が走る。なんと、セーターにチノパンという爽やかファッションで女子向けの癒し系ソングを歌っているのだ。そこにはX JAPAN時代の面影は微塵もなかった。

 結局、2007年に再結成。2010年にはToshIも元に戻り、X JAPANは破滅から創造へ向かうと思われていた。しかし、2011年に元ベーシストのTAIJI(満45歳没)がサイパンに向かう飛行機で暴れ、身柄拘束中に自殺。hideがいる宇宙へと旅立ってしまった。

 ネットでは「呪われしバンド」といわれているX JAPAN。度重なるハプニングにより、公演が中止になることも多く、2009年に「ほとんど完成している」となっていた新アルバムに関しては「みんな夢の中にいると思ってください」とコメントされてしまった。4月7日にはYOSHIKIが延び延びになっていたアルバムをウェンブリー公演前にリリースするとコメント。本人も「皆さんが思っているよりも早く出ます。僕の場合は誰も信じないと思うけど」と、自虐的なコメントをしていたが、果たして本当に出るのか?

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