女優・川島海荷（22）のイメージチェンジが不評だ。川島は6月から開始される新ドラマ『あさが来る』（フジテレビ系）に出演が決定。役作りのためにこれまで黒髪だった髪を金色に染め、大胆なイメージチェンジに出た。自身のTwitterで出演情報の解禁と金髪姿になる過程が公開されたが、その仕上がり具合に「全く似合ってない」「キャバ嬢みたいで微妙」「このドラマは大丈夫か？」との声が上がり、早くも爆死を予感させる状態となっている。

　これまで黒髪やダークブラウンといった大人しめの髪色で、清純派のイメージだった川島を支持していたファンも、あまりの突然のイメージチェンジに戸惑いを隠せない様子だ。

「イメージチェンジを行うことで評価を上げる女優さんがいるのは確かですが、これまでの雰囲気が好きだからファンになったという層も当然いる。そういった部分をバッサリと切り落とすという行為は、一か八かの賭けのようなところがあります」（芸能ライター）

　今回の川島同様に、かつてイメージチェンジを図り失敗してしまった例として、北乃きい（25）がいる。朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)にて総合司会をつとめ、すっかり朝の顔として定着しつつある北乃だが、番組出演が決定した2014年頃に、それまでのボーイッシュなイメージが強い髪型から、前髪パッツンのストレートロングに派手めのメイクで登場してファンを騒然とさせている。

■ポスト能年玲奈としての存在

　イメージチェンジに迷走が見られる川島だが、先月自身が所属するガールズパフォーマンスユニット「9nine」からの脱退を発表した。脱退後は女優活動に専念する意向が発表されているが、事務所としては、現在開店休業中にある女優・能年玲奈の後釜として売りこむのではとの噂が囁かれている。

「現在川島さんと同じ事務所に所属し、年齢も同年代に当たる若手女優に、清水富美加さん（21）がいます。能年さんの露出が激減した後、清水さんは朝の連続ドラマ『まれ』（NHK）に出演してうまく波に乗ることができました。ですが最近では、ドラマだけでなくバラエィー番組や情報番組のレギュラーをつとめるなど、タレント業に力を入れている傾向にある。そこで女優の看板として、川島さんに白羽の矢が立ったのではないかと思われます。タレントの清水さん、女優の川島さんと、ある種分業的な戦略に出ているのではないでしょうか」（前出のライター）

　女優としての看板を背負わされた川島。6月スタートの新ドラマにおいて、金髪の不評を吹き飛ばすほどの演技に期待したい。

文・橘カイト（たちばな・かいと）

※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相！禁忌都市伝説』（ミリオン出版）ほか多数。