SMAP騒動が”ジャニーvsメリー”に飛び火?「命をかける」発言の深刻度
ジャニー喜多川社長(84)がSMAPの解散騒動に初めて言及し、ファンやメディアが衝撃に包まれている。1月に騒動が表面化して以来、沈黙を貫いてきたジャニー社長だが、一部で噂された“9月解散”について「ありえない」と、否定。「命をかけても(SMAPを守る)」と宣言した。
この言葉を額面通りに受け取ればSMAPは安泰だが、騒動が丸く収まるとは到底思えない。各紙がジャニー社長の発言を前向きに伝えている一方、解散の第一報を伝えたスポーツニッポンは「関係者によると、騒動でギクシャクしたSMAPのメンバーの仲は今も変わらない」と報道。さらに同紙の阿部公輔記者は、「メンバー間でちょっとまだ確執というのは残っているんですけれども」と前置きした上で、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に関して、
「まだいまだに一般観覧がされていないんですよね。あの騒動後は。やはり、まだメンバー間でしっくりきていないという部分は残っていると思います」
との見解を『ゴゴスマ』(TBS系)で示していた。しかし、長年のSMAPファンが感じているのは、ジャニーズ事務所内に及ぶメリー喜多川副社長(89)の影響力だ。
■スマスマ一般観覧中止は誰の意向?
ジャニーズに詳しい記者が語る。
「中居正広(43)と木村拓哉(43)の不仲が騒がれていますが、彼らは25年以上も芸能界にいるプロです。例えメンバー間に溝があったとしても、観覧席にファンがいればギクシャクした姿なんて見せないでしょう。事務所が本当にSMAPを守りたいのならば、『スマスマ』の収録も“通常営業”にしてファンの不安を取り除くべき。一部ファンは観覧が廃止された背景について、会社を牛耳っているメリー喜多川副社長、藤島ジュリー景子副社長(49)の思惑ではないかと感じているようです」
また、ジャニー社長の発言に抱いた“違和感”について、こう続けた。
「ジャニー社長は、自身の考えであることを強調するように『僕は命をかけても』『僕は全面的に彼たちを信じている』と話しています。こうした言葉からも伝わるように、メリー&ジュリー親子とジャニー社長の考えに、齟齬が生じている可能性もあるのでは」
果たして、ジャニー社長の“解散説一蹴”発言は、メリー副社長らを含めた事務所の総意なのだろうか? 今後の動向に注目が集まる。
- 文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
- ※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。