元力士が実名告発!バクチ関取の捜査逃れは許さない!(1)賭博で逮捕されなかった理由 (1/2ページ)

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元力士が実名告発!バクチ関取の捜査逃れは許さない!(1)賭博で逮捕されなかった理由

 日本出身力士の久々の優勝、そして次は横綱誕生か、と盛り上がるかに見えた大相撲。だが、五月場所を控えた今、球界、バド界に続き、「闇のベール」が剥がされようとしている。「ダークサイド」を実名告発するのは、かつて角界を揺るがす大スキャンダルの主役となった元力士。「共犯者」でありながら「捜査」を逃れて現役を続ける関取の責任を厳しく追及するのだ。

 プロ野球界、バドミントン界と、このところ立て続けに発覚しているスポーツ選手の賭博スキャンダル。かつて相撲界にも大激震をもたらした「野球賭博事件」があった。

 10年5月に発覚した、プロ野球の勝敗を対象とした、現役力士や床山らによる賭博。琴光喜、大嶽親方(元関脇貴闘力)=いずれも当時=らが賭博容疑で書類送検され、相撲協会を解雇。この他、賭博開帳図利容疑などで元力士や床山が逮捕される事態となった。その中には、賭博容疑で書類送検されながら、相撲協会からは21人の力士とともにけん責処分を受けるにとどまり、今も大関として現役を続ける豪栄道の名前もあったことは、当時、報道されている。

 だが、こと豪栄道ら一部の力士に関しては、こうした処分で終わるのはおかしいのではないか──。

 そうした思いを抱き、実名告発をしたのは、押尾川部屋に所属した元力士、古市満朝氏(43)。大相撲野球賭博事件の「首謀者」であり、若貴兄弟とは同期生である。10年6月24日に警察に出頭した古市氏は、琴光喜に対する恐喝および恐喝未遂容疑で逮捕。野球賭博の口止め料名目で、350万円を脅し取ったとされるものだ。その後、古市氏は起訴されて懲役4年6カ月の実刑判決を受け、昨年11月に新潟刑務所を出所している。

 古市氏と会ったのは、郷里の大阪府交野市。開口一番、こう語りだした。

「俺は野球賭博では儲けましたよ。でも不思議なことに、賭博では逮捕されておらず、(相撲界を追放された)琴光喜を恐喝したことになっています。琴光喜は俺の携帯電話にはかけてくるけど、それは飛ばしの携帯。琴光喜が胴元の梓弓(元力士、阿武松部屋。賭博開帳図利幇助容疑で逮捕)に野球賭博の勝ち金500万円を請求した件で、しょっちゅう電話してくる。

「元力士が実名告発!バクチ関取の捜査逃れは許さない!(1)賭博で逮捕されなかった理由」のページです。デイリーニュースオンラインは、古市満朝週刊アサヒ芸能 2016年 5/5・12合併号野球賭博賭博相撲スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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