おいしくても完食しちゃダメ? 日本人がやりがちな海外のマナー違反7つ
グローバル化が進み、気軽に海外と日本を行き来することができるようになりました。日本でもたくさんの外国人を見かけるようになりましたよね。そのぶん、列に並ばない、温泉に入る前に身体を洗わないなど、外国人のマナー違反がしばしば指摘されることがあります。
一方で、わたしたち自身も海外にいるときに、知らないうちにNGアクションをとってしまっているかもしれません。そこで今回は、日本人がやりがちな海外でのマナー違反をまとめてみました!
■日本人がやりがちな海外のマナー違反7つ
1. スープを飲むときに音を立てる【カナダなど北米】
日本でも「ズズズ」と音を立ててスープを飲むのはあまり行儀のよいことではありませんが、とくにカナダをはじめとする北米では、より一層イヤな顔をされてしまいます。日本ではラーメンやうどんをすする音を聞くと食欲がそそられますが、外国の方にとっては行儀が悪く見えているかもしれません。
2. 左手で食べ物を触る【インド・バリなど】
インドやバリでは、左手は「不浄の手」とされています。トイレで用を足すときや汚れを落とすとき以外では使うことを禁じられているのです。ちなみに、左利きのインドの方は食事のときだけは右手で食べるように、幼いうちに完全に矯正されるそう。この徹底ぶりにも、文化の違いを感じてしまいますね。
3. 頭を撫でる【タイ】
タイでは頭に精霊が宿ると言われているため、他人の頭を撫でることは失礼にあたります。恋人などよほど親しい間柄でなければ人の頭を触る機会はないかもしれませんが、気をつけたいところです。ちなみに、タイ国政府観光庁によれば、子どもの頭を撫でるのはOKとのこと(※ 諸説あります)。どうしてもかわいがりたい場合は、ほっぺをつんつんと触るくらいが良いかもしれません。
4. 無宗教であると発言する【諸外国】
特に日本人は宗教に頓着しない人が多く、「あなたの宗教はなんですか?」と聞かれたとき、「え、宗教? そんなのないよ」などと答えてしまう人が少なくないかと思います。一方で他国の多くの人は、敬虔な信者ではなくても自分の “religion(宗教)” を持っているため、「無宗教」と答えると「この人は人間なのか」といった面もちでなぜかと問いただされるそう。
マナー違反というわけではありませんが、そこにこだわりがなければ “Buddhism(仏教)” などと答えるほうが無難かもしれません。
5. 鼻をすする【諸外国】
鼻水が垂れてきてしまったとき、かむほどでなければ鼻をすすって済ませてしまいますよね。でもこれ、アメリカやカナダなどの北米ではNGです。一言断わりを入れてから鼻をかんだほうが良さそうですね。さらに韓国に至っては、人前で鼻をかむことすらマナー違反とされているんだとか。熱くて辛い料理を食べても、鼻をかまないでいられるスキルを韓国の方々に教わりたいものです。
6. 人前で正座をする【韓国】
お隣の国である韓国ですが、ここにもマナーの違いがありました。日本では、かしこまった場では正座する場合が多いですが、韓国では「土下座」のような感覚で捉えられ、人前ですることはあまり一般的ではないようです。その代わり、韓国では膝を立て、抱え込むような姿勢をとる「立て膝」をします。
7. 完食をする【中国】
日本では出してもらった食事を残すのは失礼という考え方がありますが、中国ではかえって完食することが失礼にあたります。すべて食べ終えてしまうと、「出された食事が少なかった」という意味になるのだそう。おかわりしたくなるような美味しい食事を出されたときも、完食してはいけないなんて……。中国のマナーを知っている人ならではのジレンマですね。
■まとめ
「人前で鼻をかむ」「完食をする」といったことは知らず知らずのうちにやってしまいそうですよね。外国にある意外なマナーを知ることは、海外で失礼な印象を与えないためというのはもちろんですが、単純に教養として面白いものです。世界中の面白い(?)マナーを覚えて、お友達との話のネタにしてみてはいかがでしょうか。
文・DMM 英会話
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