※本記事はDMM英会話ブログより転載・編集した記事です

　待ちに待った海外旅行！ 観光地巡りもさることながら、現地の人とコミュニケーションをとることも楽しみのひとつ。でも、もし旅行先が英語でコミュニケーションをとれない地域だったら……？

　英語圏でなければ、中心地を少し離れた途端に英語が全く通じなくなるというのはよくある話。

「道に迷ったらどうしよう……？」
「困ったことがあったらどうしよう……？」

　英語が通じないというだけで、一気に不安が押し寄せてきますよね。でも、せっかく旅行をするなら、街の中心部以外にも立ち寄ってみたいもの。そんなときにオススメなのが、現地の言葉をいくつか覚えてから旅行に行くこと！ それだけでも「安心感」は随分違うはずです。

　今回は、旅行をするときに覚えておくと便利な5つのフレーズを、英語・スペイン語・ドイツ語・フランス語・アラビア語・タイ語・韓国語・中国語でご紹介します。

■1. 「こんにちは」「ありがとう」

　海外旅行をするとは、自分の文化圏以外のテリトリーにお邪魔する、ということ。旅先の文化や習慣を尊重する姿勢は忘れないようにしたいですよね。その気持ちを、簡単にかつ真摯に伝える方法は、現地語で挨拶をすることではないでしょうか。

　たどたどしくても、その国のことばを使って挨拶する姿勢を見せれば、旅行先の文化に歩み寄ろうとする気持ちが伝わります。コミュニケーションのきっかけとして、積極的に声をかけていきましょう！

世界の「こんにちは」「ありがとう」

英語： Hello（ハロー）／Thank you（サンキュー）
スペイン語： ¡Hola!（オーラ）／Gracias（グラスィアス）
ドイツ語： Guten tag（グーテンターク）／Danke schön（ダンケシェーン）
フランス語： Bonjour（ボンジュール）／merci（メルシー）
アラビア語： السلام عليكم（アッサラームアレイコム）／شكرا（シュクラン）
タイ語： สวัสดี ครับ/คะ（サワッディー クラップ［男性］／カー［女性］）／ขอบคุณ（コップン クラップ［男性］／カー［女性］）
韓国語： 안녕하세요（アンニョハセヨ）／감사합니다（カムサハムニダ）
中国語： 你好（ニーハオ）／谢谢（シエシェ）

■2. 「～（場所）はどこですか？」

　言葉が通じない場所で一番困るのが、道に迷ってしまうこと。私は以前バングラデシュを旅したことがあるのですが、ベンガル語（現地語）の「どこですか？」を事前に調べておいたおかげで、バス停と安全なホテルにたどり着くことができました。

「～はどこですか？」は、使えるとかなり便利なことば。しっかり覚えてから現地に向かうといいでしょう。

世界の「～（場所）はどこですか？」

英語： Where is ～?（ウェア イズ～）
スペイン語： ¿Dónde está～?（ドンデ・エスタ〜）
ドイツ語： Wo ist～?（ヴォーイストゥ）
フランス語： Où est la〜?（ウ エ ラ～）
アラビア語： ～أين أجد（アイナ　アジェドゥ～）
タイ語： ～อยู่ที่ไหน คะ/ครับ（～ユー ティ ナイ クラップ［男性］／カー［女性］）
韓国語： ～어디예요? （～オディエヨ）
中国語： ～在 哪儿？（～ザイナーリ）

「（場所）」の部分は、“ジェスチャー” で伝わります。レストランなら食べる動作、ホテルなら寝る動作をすれば、だいたいわかってもらえるはず。また、具体的な駅名やホテル名なら、スケッチブック等を使って筆談するのもオススメですよ！

■3. 「いくらですか？」

　海外で買い物をする際、商品に値札がついていないケースも多々あります。その際便利なのが、「いくらですか？」というフレーズ。ただし現地語で尋ねると、だいたい現地語で答えが返ってくるため、現地語の数字も覚えておくと役立ちます。

　オススメは、「いくらですか？」と尋ねたのち、答えを聞いてから紙に数字を書いてもらうこと。そうすると、自然に現地語で数字の言い方を覚えることができますよ！

世界の「いくらですか？」

英語： How much？（ハウ マッチ）
スペイン語： ¿Cuanto cuesta?（クアント クエスタ）
ドイツ語： Was kostet das?（ヴァス コステット ダス）
フランス語： C’est combien?（セ コンビャン）
アラビア語： كم هو ثمنه؟（ビカーム ダー）
タイ語： เท่าไร ครับ/คะ（タウライ クラップ［男性］／カー［女性］）
韓国語： 얼마예요?（オルマエヨ）
中国語： 多少钱?（ドゥオーシャオチエン）

■4. 「どうやって？」

「レストランで出てきた料理の食べ方がわからない」
「ホテルで、鍵の開け方がわからない」

　海外旅行には想定外のトラブルがつきものです。そんなとき、やり方を聞く言葉「どうやって？」を使えば、あなたが困っていることを伝えることができます。わからないことがあれば、どんどん現地語で質問してみましょう！

世界の「どうやって？」

英語： How do you ～ ?（ハウ ドゥー ユー～）
スペイン語： ¿Cómo se ～?（コモ セ～）
ドイツ語： Wie ～（ヴィー〜）
フランス語： Comment 〜 （コマン〜）
アラビア語： كيف（カユファ）
タイ語： ทำอย่างไร（タム ヤーン ライ）
韓国語： 어떻게〜?（オットケ〜）
中国語： 怎么～？（ゼンマ〜）

■5. 「～はありますか？」

　簡単そうで意外とわからない、けれどよく使うフレーズがこれ！買いたいものがあるとき、レストランで注文するとき、店でトイレを借りたいときなど、いろいろな場面で使えます。

　たとえばレストランで「コーラはありますか？」、お土産屋さんで「これ、10個ありますか？」など、どんな場合でも使えるのでぜひ覚えてみてください。

世界の「～はありますか？」

英語： Do you have〜?（ドゥーユーハヴ〜？）
スペイン語： ¿Tiene ～?（ティエネ〜）
ドイツ語： Gibt es 〜 ?（ギープト エス〜）
フランス語： Avez-vous 〜 ?（アヴェヴ〜）
アラビア語： هل لديك（ハル ユジャド〜）
タイ語： มี 〜 ไหม ครับ/คะ（ミー〜マイ クラップ［男性］／カー［女性］）
韓国語： 〜있읍니까?（〜イッスムニカ）
中国語： 你有〜吗？（ニー ヨウ〜マ）

■さいごに

　今回は、旅行に行く前に覚えておきたい5つのフレーズをご紹介しました。もちろんこれだけでは会話は成立しませんが、現地語で話しかけてみることは現地で暮らす人々との距離を縮めるのにとても有効です。

　時には、スケッチブックやジェスチャーを使って会話を試みれば、「言葉が通じないのに何時間も会話できてしまう」なんてことも起こり得ます。そんな経験は、きっとあなたの旅行の思い出をより豊かなものにしてくれるはず。

　言葉がわからないからといって、旅行先を変えるなんてもったいない！ 何より大事なのは、相手のことを知りたい！ 伝えたい！ という気持ちです。次の旅行では、ぜひ現地語を覚えて旅行を楽しんでくださいね！

文・DMM 英会話

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