Hey! Say! JUMP・中島裕翔の”泥酔事件”を黙殺するジャニーズの思惑
各局で今夏ドラマの編成が決定している中、フジテレビは、7月より毎週日曜夜9時の枠に『HOPE~期待ゼロの新入社員~』が放送されることが発表されている。主演はジャニーズ事務所のアイドルグループ、Hey! Say! JUMPの中島裕翔(22)が務めることになる。
本作は、韓国ドラマ『未生~ミセン~』(BSジャパン)を日本版にリメイクしたもので、総合商社を舞台に人間関係を描くヒューマンドラマ。現地韓国では「ミセンシンドローム」なる言葉を生みだすほどの社会現象を起こした話題作となっており、日本でも昨年東京で開催された『ドラマフェスティバル2015』において海外作品賞を受賞するなど高い評価を受けている。
それほどの話題作で主演を掴んだ中島だが、女優の吉田羊(年齢非公開)との熱愛スキャンダルが報じられ、ファンを落胆させてしまった。さらには吉田羊との熱愛時期に、泥酔して一般女性に抱きつき警察沙汰になったことも発覚した。にもかかわらず、仕事を規制されるなどの動きはみられない。その背景には、事務所の猛プッシュが見て取れるという。
■人気メンバーの自由を奪うジャニーズ?
「中島はHey! Say! JUMPデビュー前のジュニア時代から、大事に育てられてきたメンバーの1人です。吉田との騒動は、同年代の女性には勇気を与えたようですが、ジャニーズ側は即“火消し”に走りました。一部では吉田とジャニタレとの共演NGが出ているほど。そういったエピソードからもジャニーズにおける中島の猛烈なプッシュぶりがうかがえます」(芸能記者)
また、それには事務所側の思惑も見て取れるという。芸能記者が続ける。
「一連のスキャンダルにより、中島は事務所に大きすぎる貸しを作ってしまった格好です。今後、いかなる扱いにも事務所に対して“NO”を言えなくなった。当然、脱退や独立はゆるされないどころか、その選択肢すらなくなったと言っていい。稼ぎ頭になるであろう中島を縛ることに成功したのではないでしょうか」
ジャニーズ事務所のエースを担う存在だけに、期待されている部分も大きい中島。新ドラマは現在視聴率に苦戦している『OUR HOUSE』の後枠だが、ご褒美を生かせるのか注目だ。
- 文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
- ※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。