【プロ野球】金本監督こそ最大の理解者?阪神・鳥谷敬は完全復活できるのか (1/2ページ)
鳥谷敬がグラウンドで笑顔を見せなくなったのは、いつ頃からであろうか。宜野座キャンプでは、阪神のキャプテンとしてグラウンドで精一杯声を出し、後輩たちを明るく引っ張ってきた。
しかし、不振を極める現在の鳥谷は、レフト前にヒットを放って好走塁で二塁を陥れても、塁上で笑顔を見せることはない。「超変革」をチームのスローガンに掲げてスタートした今年のタイガース。キャプテン・鳥谷にかかるプレッシャーは、金本知憲監督と同じくらい大きい。
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■金本監督が鳥谷の一番の理解者
「8番ショート鳥谷」
甲子園球場にスターティングメンバーがコールされ、スタンドがどよめいたのは、5月21日の広島戦だった。
8番への降格。
金本監督が鳥谷を再度奮起させるための苦汁の決断とも受け取れるが、この降格が、本来の調子を取り戻すための起爆剤になるとは、金本監督自身も確信しているようには思えない。
阪神入団以来、誰よりも早く球場入りし、個人練習で自らを鍛え上げてきた鳥谷。人一倍努力する姿は、金本監督が現役時代に歩んできた道と同じだ。
ゆえに金本監督が、現在、もがき苦しんでいる鳥谷の一番の理解者であると言ってもいいだろう。
また、連続フルイニング出場を続ける鳥谷には、自分との戦い、相手チームとの戦い、そして結果を出すことで、連続フルイニング出場を周囲に認めさせる戦いがある。
言うまでもなく、これも金本監督が現役時代に歩んできた道と、全く同じだ。