能年玲奈の復活が小泉今日子のサポートあっても困難なワケ

デイリーニュースオンライン

写真は能年玲奈オフィシャルブログより
写真は能年玲奈オフィシャルブログより

 土屋太鳳(21)や波瑠(24)など、朝の連ドラでヒロインをつとめた女優がめざましい活躍を見せている。そんな中今後の動向が注目されているのが、2013年度上半期に放送された『あまちゃん』(NHK)でヒロインを演じた、能年玲奈(22)だ。

 朝ドラのなかでも高い人気を誇った『あまちゃん』。能年も放送終了後、映画で主演をつとめたり、様々ななCMに起用されるなど、活躍が期待される若手女優とされていた。しかし、近年は露出が減少。ブログやTwitterなどの更新はあるものの、ほぼ開店休業状態だ。

 その背景にあるのが、昨年から囁かれている能年の事務所独立騒動だ。待遇について事務所サイドと能年サイドが対立。事務所は能年に対し法的対応を行うといった報道も見られたが、具体的な動きはなく冷戦が続いている。

 このため多くの人にとっては、「事務所と揉めたから能年は事務所から干されている」という現状だけが認識されている状況だろう。勝手な行動に出た能年サイドを責める目もあるが、一方で事務所サイドにも原因があるのではという声も業界内では噂されている。

「そもそも能年の所属事務所の高圧的な対応は話題になっており、時にはスポンサーサイドの意向にさえ反する行為に出ることもあるようです。そういったところが、じわじわと所属タレントが精神的に追い詰められている部分があるのではないでしょうか」(芸能関係者)

 関係者はこの点を踏まえて、事務所の態度に嫌気がさした能年が、独立という行為に出てもなんら不思議なことではないと語っている。

■6月の契約満了を前に”写真”をアップ?

 能年はなんとか女優としての活動を続けていきたいところだが、そのカギを握る人物として、女優の小泉今日子(50)の名前が浮上している。能年と小泉は『あまちゃん』で共演。能年はブログで小泉との写真をアップしており、交友関係が続いている様子がうかがえる。しかし、小泉との写真をこの時期に載せるということには、大きな意味があるという。前出の関係者がいう。

「6月には能年の契約満了がやってきます。そのためこの時期に写真をアップすることで、多くの人に、後ろ盾には小泉がいるということを広くアピールしているのではないでしょうか」

 小泉も能年も所属事務所の系列は同じである。能年と異なる点としては、小泉は長年事務所に尽くしてきたことから、“芸能界のドン”ともいわれる所属事務所の社長からも絶大な信頼を得ているところだ。

 とはいえ、いくら小泉が芸能界で力を持つ女優だとしても、事務所から干された若手女優をサポートするには相当な労力が必要で、最終的には能年の実力、人間性が重要になってくる。となると一連の騒動はマイナスイメージで、復帰には大きな壁があると見る芸能関係者少なくない。能年は偉大なる大女優の後ろ盾てをえて、復活することは可能なのだろうか。今後の女優・能年玲奈に注目だ。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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