​復興に伴い再出発! ディズニー・USJ……国内テーマパークにおける東日本大震災の影響は?

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日本中に大きな影響を与えた平成23年3月の東日本大震災。遊園地・テーマパーク業界への影響もとても大きなものでした。今回は震災の影響から回復をとげ、さらに拡大を続ける遊園地・テーマパークについてくわしく見ていくことにしましょう。

■遊園地・テーマパークの東日本大震災の影響:半年でV字回復

経済産業省「特定サービス産業動態統計:遊園地・テーマパーク」のデータによると、震災の発生した平成23年3月は、東日本の遊園地・テーマパークの売上高は前年同月比▲66.4%、4月は▲70.4%と大幅な減少となっています。そこから半年ほどかけて、前年同月水準までゆるやかにV字回復を果たしたことがわかっています。ちなみに西日本ではそこまでの落ち込みはなく、3月でも▲0.5%程度におさまっており、東日本と西日本への震災の影響度合いの差が見てとれます。

さらに回復の勢いを保ったまま売上高・入場者数が増え続け、平成26年には遊園地・テーマパーク全体の売上高は震災前よりも2割以上増え、初めての6,000億円台に上りました。

■円安と遊園地売上高

売上高とドル円推移を比べてみると、震災からの復興に伴い円安が進み、外国人観光客が増加しています。また円安になると海外旅行よりも内需が拡大基調になるためか、遊園地・テーマパークの売上高にも影響を与えていると考えられます。

震災からの復興だけでなく、ディズニーランドの30周年記念イベント、またユニバーサルスタジオジャパンでのハリーポッターエリアの好調、ハウステンボスへのエイチ・アイ・エスの支援によって遊園地・テーマパーク全体の売上高増加を促進しています。

■遊園地・テーマパーク業界の勢力図

現在、遊園地・テーマパーク業界でのトップシェアは、ディズニーリゾートを運営しているオリエンタルランドが5割近くを有しています。次いでユニバーサルスタジオジャパンが2位となっています。3位がハウステンボスで、入場者数も堅調に推移しています。その他、東京ドームは妖怪ウォッチイベントで集客を伸ばし、富士急行は外国人客の取り込みを狙いました。

好きな人は年に何度も訪れる遊園地・テーマパーク。東日本大震災の影響もありましたが、復興に伴い元気を取り戻し、今は新たなステージに向かって各社さまざまな企画を打ち出しているようですね。大学生のみなさんも、ぜひ友だちや恋人と足を運んでみてください。

文・ファナティック

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