中日・落合GM「今季で退任」 権力闘争が決着!? (1/3ページ)

日刊大衆

中日・落合GM「今季で退任」 権力闘争が決着!?

 圧倒的な成績を残しながら“ミスター”になれなかった男の時代が、今終わる。健闘するチームの裏で続いた権力闘争がいよいよ決着!

 プロ野球が開幕して、約2か月。混戦模様のセ・リーグにあって健闘が目立つのが、昨年5位に沈んだ中日ドラゴンズだ。谷繁元信監督が選手との兼任から専任になって迎える初のシーズン。大方の下馬評は「今年もダメだろう」というものだったが、5月8日には首位に立ち、その後もしっかり優勝戦線に食らいついている。

 あまたの野球解説者が中日のBクラスを予想する中で、唯一、中日優勝を予想した江本孟紀氏はこう語る。「昨年は確かに5位と低迷しましたが、チーム打率は6球団中2位、チーム防御率は3位と、Aクラスの地力はあったんです。今年はそうした下地に加えて、ビシエド、ナニータという新戦力が爆発している。今の好成績はちっとも不思議ではありませんよ」

 特に、ビシエドの活躍ぶりは特筆に値する。出場49試合の時点で打率.308、打点36、本塁打13。押しも押されもせぬ中心打者として、チームを牽引している。「そのビシエドを獲ってきたのは、ドミニカに太いパイプを持つ森繁和ヘッドコーチです。森氏は毎オフ現地に飛び、有力選手探しに奔走。現地の野球関係者からVIP待遇で迎えられるほど信頼が厚く、いい選手が来る確率が高いんです」(スポーツ紙記者)

 現在の中日の好調は、森コーチと谷繁監督という2人の手腕によるところが大きいと言える。「森氏が中日に来たのは、2004年。同年に監督に就任した落合博満氏(現GM=ゼネラルマネージャー)の誘いでした。谷繁監督も、落合氏の推薦による就任。今の好調は、やはり“落合ライン”の力なんです」(前同)

 だが、一見盤石のような落合ラインに、このところ、不穏な空気が漂っているのだという。「実は、谷繁監督と落合GMの関係が、もはや修復不可能なところまで悪化しているんです。昨オフから練習の視察などでも、すべての場面で、お互い顔を合わせないようなタイミングで動いており、実質、口も利かなくなっているとか」(中日新聞関係者)

 昨年までの谷繁監督は指導者経験も少ないうえ、選手兼任だったため、監督業がなかなか思うようにできないという事情があった。

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