赤西仁「何もない」発言がひとり歩き?”元ジャニーズ問題児”の現在地

デイリーニュースオンライン

赤西仁「Audio Fashion」より
赤西仁「Audio Fashion」より

 KAT-TUNの元メンバー・赤西仁(31)が6月4日、トークイベント「I’m LESLIE KEE‐we are the world.」に登壇し、音楽プロデュースを手がけたショートフィルム『PHANTOM』について、監督をつとめた写真家レスリー・キー(45)とトークを展開。その後、ファンやメディアの間で評価が分かれる現状が浮き彫りになった。

■「何もない」発言が切り取られた赤西

 2014年2月にジャニーズ事務所を退社して以来、初めて報道陣の前へ姿を現した赤西。女優の黒木メイサ(28)との結婚で一時期騒動を起こし、現在はその黒木との間に離婚説や仮面夫婦説もウワサされている。

 そんな赤西は今回、レスリーから「(初印象は)大嫌いだった。『もう二度と仕事しない』と思っていた」などと告白されて観客の笑いを誘ったが、23分のショートフィルムのサウンド制作をわずか一週間でこなすなど獅子奮迅したという。

 イベント上では監督業への意欲などを問われ、「人との対話などを通じてアイデアが浮かぶが、今は何も考えていない」と発言。会場にいたとおぼしき赤西の女性ファンらがSNS上で、同発言に対する一部メディアの報道が、あたかも「ジャニーズに干されて仕事がない」という切り取られ方をしていると困惑の体を示した。

「『何もない』発言が大きくクローズアップされ、ちょっとかわいそうでしたね。会場に居合わせた女性ファンらは『誤解だ』とSNSなどで訴え、中には赤西の話したトーク内容を丸々発信するファンもいました。ファン人気はまだ根強いようですが、“元ジャニーズの問題児”というイメージはまだ払拭しきれていません」(報道関係者)

 実際のところ、赤西の音楽の実力は本物なのだろうか。昨年末には「世界で最もハンサムな顔100人」で日本人トップの34位に、今年4月には「第20回 China Music Award」で「アジアでもっとも影響力のある日本人アーティスト」に選出されるなど海外の評価が高い一方、国内での露出が少なく、メディアも世間も赤西をどう扱って良いのかイマイチ分からない状況が続いている。

「今回のショートフィルムのサウンドは、贔屓目なしに悪くはなかったと思います。映像に対して悪目立ちしてなかったですし、よく練られていました。もう一つ気になったのは精神的な成長。23分の映像の音楽プロデュースを一週間でやれと言われたあげく、8回も修正食らったら誰でも怒りかねません。ちょっと大人な一面が垣間見えましたね。子育てなどを通じて精神的に成長したのかもしれません」(前出・関係者)

 とはいえ実力も活動状況もまだ未知数の赤西。その影響力を国内で証明することができるのか。今後の動向に注目だ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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