「エロトピア・ジャパン展」レポート 突き抜けたらエロもエンタメに (4/4ページ)

KAI-YOU.net



「『神は局部に宿る』都築響一 presents エロトピア・ジャパン展」カクテル

なお来場者には無料コンドームを配布。さらに先着200名には、1998年に開催された「都築響一のくるくる珍日本紀行展」のポスターがプレゼントされる。

笑い、エンターテインメント性が日本のエロクリエイティブ
都築響一さん
前述のようなユニークなデザインのラブホテルや秘宝館があるのは、世界的に見ても日本だけだ。ヨーロッパには、いくつかセックス・ミュージアムがあるものの、「どこかインテリ(学術的)で上から目線」で、日本とは異なる雰囲気だという。

回転ベッドや全面鏡張りのラブホテル室内などは、性的欲求を満たすうえで必ずしも必要なものではない。秘宝館も同様に、来場者を欲情させる類のものではない。そこにあるのは、エロをも笑いに昇華させるエンターテインメント性だ。

本来の目的とは異なるベクトルに突き進んだ結果、日本独自のクリエイティブが発揮されている。

クールジャパンなんかやめて、日本のエロクリエイティブに注目してほしい」と都築さんは冗談交じりに語っていた。

掲載している写真は、展示作品のごく一部。会場では、それぞれの作品に対する都築さんの数万字に及ぶ解説を掲載したリーフレットも閲覧・購入することができる。

そんな、あさっての方向に努力した日本のエロに対する誇るべきこだわりの数々を、ぜひその目で確かめてほしい。
「「エロトピア・ジャパン展」レポート 突き抜けたらエロもエンタメに」のページです。デイリーニュースオンラインは、エロトピア都築響一ラブホテルエロコレクションカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る