お相手の正体は?優香の結婚報道が不可思議すぎる舞台ウラ
第一報は不可思議だった。6月13日、優香(35)が俳優の青木崇高(36)と結婚することを、所属事務所を通じてFAXで発表。同日付の『日刊スポーツ』が「共演歴がある同世代の俳優と今月にも結婚」と相手を特定せずに報じたことを受けての対応だったが、いかんせん相手の名前がない。そのため、マスコミやネット上では“婿探し”が勃発するという前代未聞の事態となったのだ。その背景を探ると――。
優香といえば、V6・岡田准一(35)や妻夫木聡(35)、さらにはダウンタウン・松本人志(52)や志村けん(66)などの大物とも熱愛を報じられた過去を持つ。2012年には交際中だったロックバンド「the pillows」の山中さわお(46)との入籍情報が、マスコミを駆け巡ったこともあった恋多き女だ。
スポーツ紙記者が当時を振り返る。
「あの頃、優香は『王様のブランチ』(TBS系)生放送の司会を務めており、降板となった2012年3月末のタイミングで山中と結婚すると言われていました。降板は優香側からの申し入れだったこともあり、“妊娠説”まで飛び出していたものです」
そして今回、青木崇高との“未特定”結婚報道となったが、その背景についてある芸能プロ関係者はこう明かす。
「理由は大きく分けるとふたつ。ひとつは日刊スポーツが、相手を青木だと最後まで断定できなかったこと。もうひとつは、この日が業界慣例で“スクープを入れなければならない”とされる新聞休刊日であることです。同日は各スポーツ紙とも自宅には配達されず、駅やコンビニ売りがメイン。そのため、多少無理をしてでも一面に大ネタを打ちたいのです」
■事務所間力学が働いた?
優香のみ名前を明らかにし、青木を「同世代の俳優」としたことには、芸能プロダクションとマスコミならではのしがらみもあった。
「優香が所属するホリプロは、日刊スポーツとも良好関係のため、取材に対して結婚を認めた。しかし一方で、青木所属のスターダストプロモーションとは犬猿の仲。結婚を認めてもらえなかったのでしょう。近頃では関係も修復しつつあるだけに、先に名前を出されて迷惑が掛からないように……という配慮もあったでしょうが、ここまで“犯人探し”が拡散されては、かえって青木側も迷惑だったことでしょうね(笑)」(芸能プロ関係者)
想像を絶するドタバタ劇を演じることとなった優香の結婚だが、まずは多くの男性を虜にした“レジェンド・グラドル”優香のゴールインを、素直に祝福したいと思う。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。