サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ヤマイチジャスティが混戦制す」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ヤマイチジャスティが混戦制す」

 今週は3歳馬のダート重賞「ユニコーンS」が東京で行われる。過去の傾向は堅めだが、ここ2年は馬単で万馬券決着。今年も波乱の可能性十分だ。一方、夏競馬の開幕を告げる「函館SS」は、オメガヴェンデッタに注目!

 今週のメインは、ユニコーンS。3歳馬によるダートの重賞だ。ほぼ毎年フルゲート(16頭)で争われてきたが、今年もエントリーは多く、フルゲートになること必至だ。

 タイキシャトル、ウイングアロー、アグネスデジタル、そしてカネヒキリ。ここを勝ってスターダムに躍り出た馬は少なくない。

 が、将来、ダート界を背負って立つまでに出世する馬は案外少ない。3歳馬にとっては8月に行われるレパードSのほうが顔を売り出すチャンスで、ここを踏み台としてGIチャンピオンズC(旧・JCダート)で勝ち負けする馬もいる。

 よってユニコーンSは、GI、およびそれに向けての大きな重賞のステップレースにはなっていない。いわば孤立した重賞で、せいぜい主にダート路線を歩んできた3歳馬の総決算という位置づけだろう。

 では、今回の顔ぶれを見てみよう。ジャパンダートダービーにホコ先を向けたケイティブレイブがここを回避したのは残念だが、兵庫CSでこの馬の2着だったゴールドドリーム、伏竜S勝ちのストロングバローズ、青竜S勝ちのグレンツェント、そしてダノンフェイスのわずか4頭が出走権を得ているにすぎず、あとは900万条件馬で枠順決定前の抽選が待っている。

 その900万組では青竜Sでグレンツェントと接戦を演じたアルーアキャロル、前走好タイムで勝ったクインズサターン、ノーブルサンズ、マインシャッツなどが人気を分け合うのだろうか。いずれにしても“絶対視”できる馬は見当たらない。

 ここでデータをひもといてみよう。馬単が導入されて以降の過去13年間、その馬単で万馬券になったのは3回(馬連は0回)。これまでの20回で1番人気馬は8勝(2着4回)。2番人気馬は1勝(2着9回)。こうして見てみると、比較的人気サイドで決まるレースと言ってよさそうだ。

 ただし今回は、前述したように図抜けた存在がいない。

「サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ヤマイチジャスティが混戦制す」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 6/23号ヤマイチジャスティユニコーンS水戸正晴競馬エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る