AKB48総選挙:圧倒的な強さを見せつけた指原莉乃とは何か? (3/3ページ)

東京ブレイキングニュース

 そして、これからがAKB48グループの試練の時代が来るとうすうす思っているファンも少なくないだろう。いみじくも、スピーチで渡辺麻友が言ったように。中堅、上位メンバーが卒業を示唆したコメントをしたのをテレビや現場にいた人は気づいていたはずだ。

「神7」という表現がかつてあった。これは上位7位まで。ではなく、前田敦子、大島優子、篠田麻里子、高橋みなみ、板野友美、小島陽菜、渡辺麻友の七人の輝きを表しているのであり、上位七人の事を言っているのではなかった。が、上位七人の中でも卒業を示唆するコメントや中堅どころでもそのようなスピーチを行ったメンバーも少なくなかった。

 指原、渡辺がもし抜けたら、あるいは選抜メンバーにNMBから一人しか入らなかった山本彩が念願のシンガーソングライターとして離れていったら。宮脇咲良はもともとがHKTである。松井珠理奈は言わずと知れたSKE。AKB本体から若手が伸びて来ないのを見て、渡辺麻友は「48Gは危機にある」と言ったのではないだろうか。

 とはいえ、AKB生え抜きの武藤十夢、岡田奈々らが着実に票を伸ばしているのなら、彼女らを育てるという意味でセンターに据えて「一章が終わって二章」というイメージを植え付けられると思うのだがどうだろうか。

 今回の総選挙を総括すると「圧倒的タレント牲」が「正統派アイドル牲」を負かした(ファンは望んだ)と結論づけられよう。ファンの声は天の声である。これが現実である。

 が、ずっとAKBのライブを取材している身としては、小さい女の子も目立つ。彼女らは当然、十何万枚もCDを買えるほどお小遣いを貰っていないだろう。

 一度、一人一枚で選挙をやっても良いと思ったりもするのだがいかがだろう。セールス上、無理だろうが。ライブに来ているファンを思うとそんな気持ちにかられるのである。

Written by 久田将義(東京無礼キングニュース編集長)

Photo by 指原莉乃写真集 スキャンダル中毒

「AKB48総選挙:圧倒的な強さを見せつけた指原莉乃とは何か?」のページです。デイリーニュースオンラインは、総選挙指原莉乃AKB48エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る