AV業界は自滅する?大規模なガサ入れをした警察の"真の目的"とは【3】 (1/3ページ)

東京ブレイキングニュース

AV業界は自滅する?大規模なガサ入れをした警察の"真の目的"とは【3】
AV業界は自滅する?大規模なガサ入れをした警察の"真の目的"とは【3】

 前回はAVに関する基礎知識編として、性を縛る法律の基本や原則について解説した。今回は直近の出来事などを交えて、より踏み込んだ内容にしていく。

■AV女優の実態について

 まず大前提として、AV女優にも裏方の男性スタッフにも、他の業界と同様に様々なタイプの人間がいる。これが一般企業などであれば、皆が守らねばならない最低限のルールがハッキリしているため、社則や法律を元にしてやっていい事わるい事を決められるのだが、何度も繰り返しているように、AVとはそもそもが「逮捕までは諦めねばならない業界」だ。逮捕までというのは、逮捕はされたけど不起訴とか、罰金で済んだとか、そういう話である。

 したがって、そんな業界で十人十色な性格の人間を管理するためには、一般的なモラルや法知識だけでは足りない。なんせ不法行為によって成り立っている仕事なのだから、中にはとんでもない悪党や一般常識の欠落した者もおり、「法律は守りましょう」という普通のルールだけに頼る訳にはいかないのだ。だからある意味で法よりも厳しい"村の掟"が必要とされる。

 だが、この厳しい"村の掟"が暴力や恫喝という形で具現化されるのは主に男性に対してで、女性に対してはどこまでも緩い。AV村の掟は「AV女優を守るために発動するもの」と考えて良いだろう。ただし、それは「AV女優=金」だからだという事情がある点は否定しない。だが、それと同時に情や矜持という要素が多分に含まれている事も併せてご理解いただきたい。

 AV女優に対する緩さやピンキリさについて実例を挙げると、まず仕事が決まってもその日時を守れないとか、手癖が悪すぎて楽屋で共演者の金品を盗むとか、事務所に顔を出した際に金を盗んで行方をくらましたとか、果てにはそんな経緯で事務所にいられなくなったのに、整形して名前も変えて他の事務所の面接を受けに来たなんて女性がいた(※複数の人間の例をまとめています)。

 他には承認欲求が強すぎる上に虚言癖でも抱えているのか、方々で自分の非や落ち度を完全に無視して「こんなはずじゃなかったのに!」と事務所の悪口を吹いて回り、挙句に事務所を通さずにファンから直接金品をせしめるようになった子もいた。

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