高知東生容疑者に”売人説”?捜査陣も驚く「覚せい剤4g所持」の意味

デイリーニュースオンライン

写真はDVD「道後白昼市街戦」より
写真はDVD「道後白昼市街戦」より

 ジゴロキャラでならしたモテ男の覚せい剤逮捕に芸能界は震撼している。ここまで薬物が蔓延しているのか、と思った人も少なくないはずだ。

「覚せい剤4グラム所持は普通じゃ考えられない量。これは”売人”の可能性もあるかもしれず、営利目的で起訴されれば執行猶予なしの実刑判決もありうる」

 こう話すのは捜査関係者。女優・高島礼子の夫で元俳優の高知東生(51)が24日、一緒にいたホステスの女性(33)と共に、覚せい剤取締法違反などの容疑で関東信越厚生局麻薬取締部(通称・マトリ)に現行犯逮捕された。注目すべきは、逮捕時に高知らが所持していた量だ。覚せい剤4グラム、乾燥大麻約2グラムと、過去逮捕された芸能人とは比べ物にならない量だ。

「覚せい剤は通常、1パケ=0.2グラムで取引される。個人での所持は、せいぜい多くて1グラム。清原和博(48)は0.1グラム、ASKA(56)は0.4グラム、酒井法子(45)は0.008グラムで逮捕されていることからも、高知は明らかに個人で使う量の常識を超えています。取り調べでは『自分たちで使うために所持していた』と話しているが、売人を疑われ、追及されているのは間違いありません」(前出・関係者)

 覚せい剤を個人使用の目的で所持・使用していた場合は10年以下の懲役。しかし、営利目的の場合は、20年以下の懲役に加え、500万円以下の罰金が科せられる。

「境目は5グラムと言われているが、もし4グラムが小分けにされていたり、譲渡を示唆するメールや通話記録があれば、営利での起訴も想定される」(前同)

■マトリは売人逮捕がいちばんの目的

 一緒に逮捕されたホステスが売人だった可能性もある。

「クラブやスナックでは、ホステスが売人となって、店の女のコに売るケースがけっこうあります。一緒に逮捕されたホステスが、お店でそういったやりとりをしていた可能性も考えられます」(前同)

 さらにこう続ける。

「マトリは売人逮捕が目的。高知を狙っていたのも、売人、あるいはかなり売人に近い存在としてマークしていたのかもしれません。今後は、所持使用だけでなく、背後にある密売組織の追及がされるでしょうね」

 昨年、介護のため芸能界を引退した高知。今年5月にはエステサロンをオープン。介護疲れや経営業のストレスから薬に手を出してしまったのか……。裁判の行方が注目される。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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